サンデー連載作家陣の描き下ろし年賀状が、お正月にあなたの家に届くチャンス!!
画像がボケボケなのは許して?
先週の週刊少年サンデーと、サンデーSに、年賀状の懸賞があるんですって!
本屋にはもう無かったから通販で注文しちゃったよ~。
マガジンみたいに応募者全員サービスならいいのに~。
http://websunday.net/news/16112201.html
にしても荒川先生、何でアキちゃんじゃなくて大川社長に常盤君なんっすか!いや、会社の年賀状風と、酉年で玉子ってそりゃ分かるけど、あの!すてきな!幕切れの!アキちゃんはどこー!?おなごだって可愛い女の子は好きなのよう~!
ああ、うん。八軒があんまり見せびらかしたくないのね。そうよね、いずれ結婚しました年賀状でお披露目するもんねー!(笑)
あー、また連載再開しないかな。
楽しみにしてます~🎵
ウィングス「百姓貴族」読みました!
発売から経っちゃったけど、ウィングスも発売日に買ってます♪
今回は台風ネタ。
いやあ、この夏の台風は異常でしたもんねえ。
そして私がツボったのは、このテレビ画面に映る北海道。
周辺の島がしっかり描かれてるじゃないですか!
えっ?そんなに島あったっけ?と、思わず日本地図見ちゃいましたよ。
この、さらさら~っとした線、何も見ないで描いてる感じ。
先生、小学生の頃からきっと地図写したりとか好きだったんだろうな(笑)
そして先生、アル戦30ページ連載してカラー表紙描いて単行本準備してる合間に、実家の片付け手伝いに行ってるという……!
そうよね、姉ーズも実家の近所住いなら、まずは自分ちの周り片付けなきゃですもんね…。
でも先生、去年の春はお父様の入院にも帰れなかったのに、こうして家を空ける余裕ができてきたこと、すごく嬉しく思います。
どうかこのまま、ご家族の療養が良い方向へ行きますように。
そんでね、この納屋と化した駐車場がね。
先生ほんっと、こういう、生活感溢れるごちゃごちゃ描くのうまいですよね!(笑)
何でうまいって、ちょちょいと描いてるのに、それが何だか、段ボールとか丸めたシートだとか、そういうのがだいたい分かるところが。
ぐちゃぐちゃしてるとこを、ぐちゃぐちゃしてます、って描くんじゃなくて、モノとモノとモノが積み上がってぐちゃぐちゃしてる。
そういう描き方するとこが、好きなのよね~(笑)(我ながら変な趣味w)
で、台風でぶっ壊れて。
ここの、手押し車が横倒しになってるとことか、ほんと好き!(笑)
低い土地では浸水して収穫間近の畑が全滅していましたし、あの断水して乳牛の飲み水が無いってニュースになってたところ、先生のご友人が酪農してるとこだったそうで、ほんとに大変なことでした。
先生のご実家の被害は少なめとのことで、何よりでした。
それでも、春先の長雨で実りが悪いところに台風で、かなり収量は減ってしまったそう。
北の恵み、ありがたく美味しく頂こうと思います。
そうそう、十勝が好きな皆さま。
産地の肉や野菜を買うのもいいけど、ふるさと納税という制度もありましてよ?
私、今年初めてやってみました!
お礼の品に産直をセレクトすると、自治体と農家さんが潤い、私が美味しいという。ステキ!
私は、御影豚をイメージして放牧豚のベーコンを申し込みました♪
届いたら、蝦夷農チーズ(また入荷してるか見に行ってみないと…)と、十勝産じゃが芋と合わせて、銀匙祭りをやるつもり!
別マガ『アルスラーン戦記』感想 先月はバトル!今月はかわいい!
先月号は、バトル回でした!
別マガの担当さんが、荒川弘先生のネームを上げてくださっています。
ラフネームと下書きで、だいぶバトルが変わっている。
特に中段。ファランギースのコマ。
立ち位置を左右逆にして、どのコマもヒルメスを左側(←)に立たせ、複数人で押している形が協調される。
更にファランギースの剣が、下から脚を狙う形に変更されている。力より技で仕留めるファランギースらしさが出る。
ヒルメスの剣が1コマ目からヨコ、タテ、ヨコ、となり、さらにコマを斜めに切って枠線と剣の線とほぼ平行にすることで、ページ全体の躍動感が増す。
右のラフは、次々と切りかかる、という印象。
左の下書きは、そこに、「流れるような」が加わる。
そして完成形はこちら。
ガガガガ、という効果音をコマ割の上に乗せることで、上3コマがほとんど同時の動きになる。
ぬ、のフキダシも縦線の上で、これも左右のコマの時間差を無くしている。
ふがあ!
うまい!うまいよ!しかもこれが通常運転だよ!
だって、雑誌読んでてさ?迫力だ!って思ったでしょ?でも別にふつうに通り過ぎてたでしょ?
だってこの見開きは、このページの左側のほうがメイン。高い城壁と水しぶきが、一番長く視線が留まるコマだあら。
上で引用した、右ページの目にも止まらぬ攻防は、作中人物にとっても読者にとっても、一瞬の出来事にすぎない。
一瞬の出来事の1ページが、こんなに、すごい、計算と研鑽と勢いの乗った、バトルなわけですよ!
これが、通常運転。
ふがあ!やっぱ荒川弘はすげえよ!!!
そんで、「ネームが、頭の中でバッと出てくる感じ。そのとき、キャラクターはまだ棒人間ですけど、シーンとしてはコマ割りまで全部できちゃう」という天才性を持つ荒川先生であっても、こうして、ラフ描いて下書き描いて、直して、きっと消したり捨てたりもして、そうして漫画描いてらっしゃるんだなあって。
決して簡単に楽ちんに描けてるわけじゃないんだな、と思うのです。
先月号はバトルとシリアスで、こういう回。
原作既読組はご存知のとおり。
剣を振るう順番から誰が誰にどう振舞うかまで、すべて原作通り。たいまつを持つのは両手とか、ナルサスの動きとか。なので原作小説をどう漫画にアレンジしてるのか、数行の説明を一コマに落とす技とか堪能できて楽しい!
それと、原作は三人称だしアルスラーンもかなり人間できてるから、判明した事実に、えっどういうこと?!って読むんだけども、漫画はキャラクター視点だしアルスラーンも少年らしい揺れがあるじゃないですか。だからアルスラーンの心情にこう、同調して、ぐっとくるんですよ…!
アニメ組もご想像のとおり。
あの、かなりナルサス作画回(笑)だった13章の終わりのところですが、原作沿いなのでアニメとはちょこっと違います。
アニメも、真っ先に駆け付けるのがファランギースとかうまいアレンジでしたv
でも作画がw
そして漫画コミック追い組は、ドキドキですよね?なに?アルスラーンどうしたの?!
へっへっへ。ドキドキしてもらおうと思ってばーんと上のページ引用させていただきました!(あとアルスラーンの衣装がカワイイ♪)
コミックスは11月9日発売!楽しみですね!!!(煽るw)
さてさて。
そして、今月の別マガです、
感想をひとことで言うと。
かわいかった!!!!
なんか、今月、絵柄がね。あちこち、小さなコマとか、可愛いんですよ!
ぶほっ!と飲んでたミルクティー噴きそうになったのが、このギーヴ。
あの、なんつか、もんのすごい、かわくて色っぽいんですけど?!?!
小さなコマなんですけど、かわいくないですか?
なんつか、ハガレンのエドに通じる色気があるよね、このギーヴ。ちょい斜に構えてて、無防備で、あの、その。やばい、ギーヴ沼に転びそう…!
荒川先生、この夏から絵柄変えてきて、ダリューンとか頬骨から顎のラインをまっすぐ描くようにしてるじゃないですか。
マスタング大佐のころから、美形なのにまんじゅう顔と揶揄されてきた丸顔大好き荒川先生が、頬骨が高く、顎の張った、外人イケメン顔もモノにしてきてる。
そうすると、以前から石膏彫刻的に整ったナルサスがより美しくなるし、頬が丸く顎の細いギーヴが余計に可愛くなるという……!
先生!ほんと美形が美形になってます!
(願わくばファランギースを真面目に描いたときも、固くならずに、するっとなめらかに描けるようになれますように…!)(←なにを偉そうに!)(←いや、その、6巻表紙がね、まだちょっと固くてね…)
それから、このアルスラーンのワクワクしたところとか、もう、かわいくないですか?!
ナルサス先生の教えに、うれしそうに反応する殿下。かわいい!
このコマとか、まるっとぜんぶかわいいw
このまんま手帳とか挟みたいくらいv
この前のコマもナルサス先生にむらがる少年少女という図でほんと可愛くて、かわいい。(語彙がない)
あと、原作で気づけなかったけど、ナルサスがいちいちアルスラーンに許可を求めるのって、私たちはあなたを主君として立てますよ、というメッセージなんですよね。
原作では、師ナルサスが王子アルスラーンに主君はどのように振舞うべきかを教える、という感じなんだけども、漫画では、気持ちの揺れが収まっていないであろう王子に、私はあなたに仕えますよ、安心してくださいよ、そういう温かな気持ちがあるからだって感じで。
こう。
いいなあ、って。
このあと、ダリューンがナルサスに「いつでも出れるぞ」って言う場面があるんだけど、ダリューンってば戦に臨んでワクテカしてる感じがにじみ出ていて、軍議の落ち着いた大人な雰囲気と差があって、なんか、やっぱり武勇を誇る若い騎士なんだなあ、かわいいなあってw
それから、この前にヒルメスのドヤ顔があるんだけど、それがね、また、かわいくて!
ここ確か漫画オリジナルよね?いいなあ~。
ほら、原作ヒルメスって、得たものより逸したものに心が傾くタイプじゃない?
本来はすべて己のものであるはずだから、そうではないことに、猛烈な怒りと焦りを抱いている。
でも、この場面のヒルメスは、千載一遇のチャンスを逃し、あまつさえ自分よりはるかに劣る小僧に弱味をみせてしまった後なのに、大きな情報を得たことに心が向いている。この状況でさらに自信を深めている。
この、前向きなところ。これこそ、荒川ヒルメスだなあ!って思う。
もちろんこの後、天幕に戻った後とかに、あと一歩だったのにギリィっ!ってむちゃくちゃ怒りまくるだろうけども。
でもきっと、その時は誰かがそばにいるのよ。怒りのオーラに首を竦めて何も言えない一般兵かもしれないけれども。荒川弘は、キャラを一人にしない人だから。
さて!
かわいいとこいっぱいレポート続き!
このファランギースの、点々お目め。かわいい!!
このコマも手帳に挟んでおきたい~。
てかアル戦手帳とか出ませんかね?読者プレゼントとかどうでしょうマガジン編集部さま!
それから、原作、アニメとも、この辺りのストーリーでは蚊帳の外だったエラムとアルフリードが、ちゃんと物語の中心にいるのが、いいなって。
前回のバトルも見ていて、今回の軍議でも外で控えてて。
アルフリードの、はねっかえりだけど情に厚くて度胸も面倒見もいいとこ、アルスラーンたちと合流してからずっと継続して描かれていて、ただのナルサスの追っかけではないよ、ってちゃんと示してくれてるのがうれしい。
前回・前々回で挿入したエラムのオリジナルが効いて、原作小説と同じセリフでも、アルスラーンのしなやかな強さと優しさが感じられる。
ナルサスの山荘で出会った頃は、エラムのがアルスラーンより能力も考え方も上だったけれど、今はもうアルスラーンのほうが視野が広くなっている。
それは、山中の旅という、エラムの土俵から、城塞と軍隊というアルスラーンの本来の立ち位置へ、舞台が変わったこともあるんだけども。
アルスラーンが、少年でありながら、一歩いっぽ大人になっているのが感じられる。
アルスラーンの成長が、単体ではなく、関係で描かれるところ。
大人から見たアルスラーンではなく、同年代の少年として描かれるところが、少年漫画だなあって思う。
ああ、かわいい!←語彙
手塚治虫文化賞20周年記念MOOK マンガのDNA 買いました!
先月発売。書店によってはクリアファイルのおまけがついてきます。
私はおまけ無しで買ってしまい、おおう残念~って思ってたら、友人がくれた!ありがとうー!!!
荒川弘先生はこのイラストとコメントのみですし、作家さんによっては受賞作紹介ページだけもあるので、目当ての作家さんがいる方は、どの程度載ってるか確認してからのがいいかも?
私は、対談もインタビュー2つもすっごい良かったので、ちょう価値ありました!
あと、荒川弘先生は「手塚漫画を読んで育ってはいない」とおっしゃってましたが、ファースト手塚はアニメだったんですね~。
今思うとほんと、漫画連載しながらアニメ監督とコンテやる手塚治虫って、どんだけ超人なんでしょう!
わがままで負けず嫌いで付き合うと振り回されて大変なのにとても魅力があるとか、そういや宮崎駿と似てる(笑)
鈴木プロデューサーのインタビューも面白かった!
鳥嶋編集長のインタビューも興味深かった。
過剰な設定を削っていくのが編集者の仕事なのにそれが出来ていない。
とか、ほんとそう思う。別マガで始まったと思ったらすぐ終わっちゃう作品見てると。
作家が「描きたいもの」は既製品のコピー。編集者は作家と一緒に「描けるもの」を見つけないといけない。
とかも、すごく頷いた。
荒川先生はコメントで、「手塚キャラの無駄の無い確実な線というものを見せつけられ」とおっしゃっていて、そうか、線か!と思いました。
荒川先生のことは、ストーリーテラーでコマ割り・視線移動の人、と、つい思ってしまうんだけど、やっぱり絵描きなんだなあ、と。
この表紙絵、ほんとに良い絵と思う。
先生、いいお仕事できて良かったです!
つれづれ
最近思ってること2つ
ののやまざきさんのインタビュー!
天元突破グレンラガンのコミカライズ(こちら)を連載中の、ののやまさき先生は、荒川弘先生のアシスタントだった「のの」さんです。
ハガレン後期、絵に詳しいファンの間で「すごく上手いアシさん入ったね」と話題になってたののさん。当時はまだ大学生だったんですね!
その、のの先生が月刊ヒーローズで語ったインタビューを、ツィッターに上げてくださっています。
漫画家を目指す方用のインタビューですが、のの先生ファン、荒川先生ファンも必見です!
https://twitter.com/nonoyamasaki/status/777464031095328768
https://twitter.com/nonoyamasaki/status/778574243172790278
「そもそも『グレンラガン』に最初に触れたきっかけは、荒川先生がガイナックスが大好きで『ガイナックスのロボットアニメの新作!見ないわけにはいかない!』って、とても楽しみにされていたんです。(中略)荒川先生に仕事場は、普段は朝遅いんですけど、『グレンラガン』の放送がある日曜日の朝だけは早かったんです。」
「当時のアシスタント仲間だった人たちで話していると、必ず『荒川先生の仕事に対する姿勢を見てきた私たちは、もっと頑張らないといけない』って話になるんです。(中略)あんなに売れている先生が、あんなに誠実な仕事をされている。そういう先生の『背中』を見てきているので、私たちはまだまだ頑張らなければならないし、たとえ売れたとしても勘違いしてはいけない、と」
「先生が元アシスタントの漫画家数人を飲みに誘ってくださったんですが、その時に荒川先生は『ようやく、いろいろ喋れるね』と言ってくださって。ちょうど私たちは漫画家として、仕事を回していく立場になった頃で、アシスタントの頃には分からなかった様々な苦労が、やっとわかりかけた時期でした。漫画家としての話ができるようになったということが、すごく嬉しくて。」
読むだけで胸が熱くなる、真摯で明るくて、柔らかい口調に芯の強さを感じるお話しぶり。
ほんと、読んで!ぜんぶ読んで!
(ツィッターの画像が縮小表示で読めないときは、右クリック→新しいタブで画像を開く か、 画像を保存、で、拡大できるようになります!たぶん)
2011年に出た鋼の錬金術師CHRONICLE、グレンラガンの脚本の中島かずき先生がゲストでしたね。荒川先生が対談ゲストに呼んだ二人が、JOJOの荒木飛呂彦先生と、中島先生という先生の趣味と敬意のど真ん中がよくわかるセレクトw 普段は呼ばれる側の荒川先生が呼ぶ側になって張り切ってらっしゃる、楽しい対談でした!
のの先生もこのとき、中島先生からサインもらったりとか、したのかなあ?
まさかそのコミカライズを自ら手掛けることになるとは、この時は思ってもいなかったでしょうね。すごいなあー!
私ね。
荒川先生がオリジナルじゃなくて、アルスラーン戦記のコミカライズをするっていうの、なかなか受け入れづらかったの。
でもね、のの先生はグレンラガンを、ひのでや参吉先生はスプラトゥーンを、藍屋球先生(あいやーぼーるさん)は盾の勇者の成り上がりを、コミカライズしてるじゃない?
そうやって、゛戦友“がコミカライズを戦いの土俵にしてるなら、先生もまた、もっと面白いコミカライズをやってやる!って燃えてらっしゃると思うのね。
だから、先生がそこを戦いの場にするのなら、戦うのは先生で私は応援しかできないんだから、やっぱり応援しよう!心から楽しんで応援しよう!って、そう思ったのです。
あとね。ぜんぜん別の話だけれど。
ある漫画賞で入賞した新人作家さんがね、荒川先生に会ったとき、「先生のような漫画家になれるようがんばります!」って挨拶したんですって。
そしたら先生、笑いながら「私みたいな、じゃ駄目よ。私を超えるつもりで描きなさい」とおっしゃったんですって。
又聞きだから、言葉やニュアンスは違うと思う。
でも、うん、荒川先生そう言いそう!ちょっと冗談めかして、でも真実本気で、そういってエールを送りそう!って、その話を聞いたとき、思いました。
のの先生、素敵な熱いインタビューを掲載くださり、ありがとうございました!
これからのご活躍もお祈りしています!!