寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

ぎんさじ4

あーっ!
ようやく作者の作戦「発売日と作品内部の時間を一致させる」に気付いたよ!

1話は4月第1週、2話は気づかなかったけど、先週は目覚まし時計に22日ってあったし、入部届けは翌週月曜日の25日。
そしてゴールデンウィークに入る話で今週は終わる。
わー、そーなんだー。

これから先もそうするかはわからないけど。話の密度が濃くなると作品内の時間もゆっくりになるからね。

でも、前作でたった1日を延々何冊もかけて描いたあと、たった18ページで1週間を経過させる。
週刊誌だからこその「遊び」に、すっげーワクワクします〜♪

お話しも、農高トリビアから部活と女の子の青春に舵切りした先週はいくぶん薄味だったけど、今回もまた濃厚な味わいですばらしい!
動物=異なる種族を通してこそ、感知できる自然がある。
ヒトが家畜を飼う意味。
でも、馬に乗った景色の見開き大コマは、まだサイズ控えめと感じる。だからこの先、八軒君はもっともっと、「世界が変わる」その様を、体感していくことになるんだろうなあ〜。

その、ほほう〜とプチ感動を与えたあとに、「まぐそに頭からぶちこみますよ」のインパクト。
うん、作者相変わらずで嬉しい!(笑)

あとは、獣医志望の彼(おおう、まだ名前が出てこん)の、思わせぶりなセリフ。
タイトルである「銀の匙」を、そのものを描きつつ、その意味=込められた思い、をまだ知らせない、とか。
しかし燻製先輩とかホル部とか、その場かぎりと思わせるキャラをさくっと次週に出す、とか。
引っ張り技も相変わらず冴えてます♪

校長キャラが、だんご三兄弟とかあっちの、教育テレビ幼児向け番組に出てくるキャラっぽくて、意表をつかれた(笑)
先生たちのデザインは、遊んでるなあ!そのうち先生勢揃いイラストとか附録になるんじゃないか?(笑)


八軒君は、作者が見る、都会っ子なんだろうね。
軟弱で世間知らずで素直で優しい。
作者自身とほぼ正反対の彼に寄り添うことで、作者もまた、その視野を広げていくんだろうな。

さて、憧れのアキちゃんから誘われた八軒君。
次回は扉絵の次に、ガックリ姿で登場に間違いなし!(笑)
キミが越えねばならないステージはまだまだてんこ盛りだぜ?でも最後まで応援するよ!
次回も楽しみ!