プロトタイプ感想追記

プロトタイプの感想追記。

お前の望んだ結末だ、って台詞がすでにここにあったとはなあ！

けど、プロトタイプで言わせた台詞をずーっと温めてて本編最後に満を持して使ったってんじゃなくて、本編描いてる合間にプロトタイプの下書き見て、あ、ぴったりの台詞だ、って思って本編に持ってきたんだと思う（笑）

プロトタイプ・エドのそれは、ただのキメ台詞だけど、真理の台詞は「セリフ」では無い。
同じ言葉の、重みがこうも違うとは。
それはつまり、物語の重み。

お前の望んだ結末だ、という言葉は、真実の望みは何だ？という問い。
エンヴィーは気付かされ、セリムは暴かれ、グリードは自覚し、エドは掴み取った、それ。

「物語のテーマ」とは、予め（作品に）示されたものではなく、読み終えた後に（読者の側に）残るものだ、というなら。
あの真理の言葉もまた、自分の頭で考えろ、立って歩け、と、同じ意味を持つのだなあ、と。