ぎんさじ
八軒君、ワンステージクリア!
肋骨も内臓も描かない。なるほど、銀匙は鋼とは明確に違う。
それは雑誌の方針とかじゃなく、作品の方向性の違い。
銀匙は絵的なショックを狙わない。この話はファンタジーではなく、リアルに立っているから。
彼女は、描こうと思えばいくらでもグロが描ける。それこそ、私らが生半可な想像では及びもつかないレベルのグロが描ける。
でも、人は獣の死体を喰っているのだ、と告発したところで、そんなものに意味は無いということも、よく知っている。
パンパン!と八軒君がかしわ手を打つコマ、なんか嬉しかった。
そう、なんまんだぶ、の手。かしわ手を打つ手。そしていただきますの手。それらはちゃんとつながっているんだなあ。
ちょっと強引にラブコメギャグに落とす締めも、微笑ましい。
うん、引っ張らないんだよね。
読者の心に何気なく残ればいい、という謙遜とか、マジな話への照れとか。
そして何気なく、でも確実に、八軒君は成長してく。
夏の巻はまだ半分くらい?次のイベントは何だろう?来週も楽しみ!!