寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

小説「銀の匙 Silver Spoon」 (小学館ジュニアシネマ文庫)

銀の匙 Silver Spoon (小学館ジュニアシネマ文庫):Amazon.co.jp:本

さて、昨日発売しました小説版銀の匙

荒川弘ファンとしては、荒川先生の一言があるか、ないか、そこが最も重要です。

そこで早速、児童書が豊富な書店さんを覗いてみました。

新刊は青い鳥文庫の棚の前あたりになるはず…ありました!コナンの小説と並んでいます。

ええ。

ここまで読んでお分かりでしょう。

荒川先生がコメント書いてれば、この記事は「買ったよ!」から始まってますもんね。

はい。

荒川先生の一言はありませんでした。

でも、本としては高評価です。

だって、挿絵の一枚さえないんですもの!

児童書って必ず挿絵入れるじゃないですか。

銀匙だって、児童小説らしい挿絵を入れることもできたでしょうのに、ありません。

この潔さ!

あとがきもありません。原作者のも映画監督のも著者のも。お話が終わるとすぐ奥付です。

代わりに、冒頭には数ページ、登場人物の紹介があります。

もちろんイラストではなく、すべて実写映画のスチールです。

そう。これは映画のノベライズ。

半端に荒川絵を入れないところ、私は好きです!!

表紙も写真なので、子どもへの希求力は少ないかも?

かわいいイラストの表紙の本が、他にいっぱい並んでますもんね。

でも、この本は良いですよ。

夏休みの読書感想文にうってつけ!

本を読まないどころか漫画さえ読まない子も、アニメの録画見せたあとならこの本なら読めるでしょう。

子ども向けノベライズは他にもあるけどコナンやワンピースじゃあんまりだし、ファンタジーってキャラへの共感しか入口が無いから感想文は難しい。

銀匙みたいののほうが、最初と最後にちょろっと本に触れたらあとは自分のこと書いて増量できるんで簡単なんですねー。

締めも、「僕もルフィみたいになりたいです」より「僕も八軒みたいになりたいです」のが先生も花丸付け易い。

これはいいですよー!

なーんちゃって。

文庫本のほうはどうなんでしょう?

先生が書いてたら買わなきゃなので、週末にも大型書店に行ってみます!

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