寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

荒川弘先生の画板

こちらのサイトにアルスラーン戦記荒川弘原画展の取材記事が載っています!

『アルスラーン戦記』の世界にようこそ――マンガ家・小説家・イラストレーターの三重奏 | まんがStyle

そしてこれが、荒川弘先生が日々の作画に使っている画板です!

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乗ってるのはアルスラーン戦記1話のネームと、荒川弘先生が原画展に画板を貸し出すにあたり添付した鉛筆直筆書きのメモ。

「ペン入れ終わったページ数をぬりつぶしています

右上のは鋼の錬金術師の最終回の

ページチェックシール。

月に100P超描いたので

〆切でしんどくなったとき「この時より

ましだ!」と自分をふるい立たせる

ためにずっと はりっぱなしにしてあります。」

※「この時」に傍点

この画板、上の記事にもあるとおり、鋼の連載が決まったとき荒川弘先生がご自身で手作りなさったものだそう。

裏のL字金具とか、手作り!って感じがします。

さて、こちらはコミックス・ドロウイングの5号(Amazonリンク)に載っていた写真。

2009年1月取材なので、ブリッグズ編を描いていた頃の画板です。

そしてこちらは季刊エス2003年冬号(創刊号)(Amazonリンク

まだ鋼15話、連載1年ちょっとの頃。

まだ全然汚れていない机。タテヨコに線を入れていて、ページ全体のバランスの目安にしていたんですね。

原画展で飾られていた羽根箒がここにも!まあ10年以上昔なので買い換えてらっしゃるとは思いますが、でも、鉛筆で書いてペンを入れて消しゴムかけて羽根箒で払って……という作業は、今も昔も変わらないのですね。

この頃の絵の生原画を見たことのある方がいらして、その二人ともが、「先生、線が綺麗になったね。10年の研鑽の賜物だね」とおっしゃっていました。

画板は汚れ、線は綺麗になっていく。

荒川先生の歴史の「今」が見れて、原画展は本当に嬉しかった!

また行きます!