別マガ アルスラーン戦記 感想
おもしろかった!!
15ページと減ページ掲載ですが、いつもどおり密度が高く18ページ分くらいに感じました。
あと、毎号、全号までのあらすじのページがあるんですが、前月の絵で構成してるしキャラ解説の文が可笑しいし(笑)、編集さん工夫してくれてるなあ!って感じますv
ストーリーとしてはつなぎ回なんですが、原作を膨らませる荒川オリジナル要素が多めで、私としてはすごく美味しかった!
以下ネタばれです。
今月の1コマ!(そんなコーナーあったんかい)
この、ギーヴのクールな横顔。
目がいいんですよ!この目だけで、女を騙し死体の懐から金を盗み、愛想よく笑いつつ誰にも心を許さない、流浪者の冷たさが感じられる。
この彼が、ああなる!
原作既読組はニヤニヤしまくりでしょう!!
スタートラインを少し下げることで変化を大きく描く。アルスラーンと同じ描き方ですね。うふふーうふふ~♪
そしてアルスラーンの公平さを表すエピソード。
原作ではずっと後に出てくるから、場面を変えてここに。
いいなあ。
また、アルスラーンとエラムの目がずっと丸で、まぶたを伏せる・眉を下げるといった感情を表す表現を入れないのもなるほどなあと思った。
キャラの感情を淡白に描くことで、リアルな残酷さを減じる。
同時に物語り全体の緩急の、ここは緩の場面であると伝える。
それから銀仮面が歯軋りする1コマが良かった!
銀仮面が怨み・怒りを表す場面はこれまでも何度かあったけど、このコマがもしかして一番かも!
ギリッとか効果音を入れず、背景もなく、暗いトーンと、口の(歯の)白抜きだけで銀仮面の怒りを表す。
うむ。よい!
彼の素顔がますます楽しみになってきました!
そして西尾維新さんとの対談の「超圧縮版」の収録。
ほんとに圧縮。よく編集したなあ!
というか、きっと普段の対談やインタビューもこうして圧縮されているのね。
サイン色紙!もちろん応募するけどまあ当たらないでしょう。
それより私にとっては日付です!2013年9月20日。
田中芳樹氏との対談が、秘書さんのブログでは9月21日だったけど、あれは日付を越えてアップしたから本当は20日と考えてOKね。
ということは、荒川先生はこの日、西尾さん田中さんと、二人の作家さんと対談したわけだ。ほほー!
あーおもしろかった!
来月号も楽しみです!!!!