別マガ アルスラーン戦記 感想!
23ページ!
減ページ宣言からちょっと増えました。嬉しいな!
もちろん来月また15ページに戻っちゃうかもしれないけども…。
アニメ化情報は表紙のほか1ページのみ。馬に乗る4人の扉絵(6章扉。2巻2話目の)の、アニメ用スケッチ?みたいのが載ってました。
その他はまだ何もなくて、まだ色々様子見なのかなーという感じ。
荒川先生のキャラデだと、ダリューンはオールバックで、ナルサスは長髪を垂らしているじゃないですか。
荒川弘先生は、というかマンガとかのキャラ設定の基本なんだと思うけど、心に思うところのあるキャラは前髪が長い傾向があるんですよね。
読者に、キャラが何を考えているのか明確には知らせないとき、キャラの表情を隠して描く。
後ろ向きだったり、シルエットだったり。
このとき前髪が長いと取れるアングルの幅が広い。
鋼のエドなんて典型。少し俯いた横顔は強がる彼の内面、屈折した心情を描く重要なアングル。
逆に、性格が真っ直ぐなキャラは短髪が多い。
表情を、思惑を隠す必要があまりないから。
少年漫画のキャラをずらっと並べると、主人公の多くは小柄で短髪。つまり成長の可能性と、真っ直ぐな心根。
荒川ダリューンのオールバックは、旧作を知る人はかなり驚いたんだけども、なるほどキャラ造形からしたら納得です。
真っ直ぐな心根を持つ男。
そしてナルサスは前髪を半分垂らして、内心の屈折を描きやすくしている。
ダリューンの黒は原作による色指定なので、彼と並ぶキャラは当然に淡色になる。
ダリューンとアルスラーンの庇護者関係もステキだけど、ダリューンとナルサスの勝手知ったる対等な関係もイイよねーv
さて、今月の一コマはこちら!
いつも余裕綽々なナルサスが、すこし俯くこの表情。
ダリュナルの皆様!さあ今月号を買いましょう!さあ!さあさあ!←うるさい
会話もそうだけど、この視線もまた、分かっている感があっていいよなあー。
台詞は嘘をつくけど視線は嘘をつかないから、ほんと視線の演技が好きなんよー。
ところで、ルシタニア王弟ギスカールも横の髪を垂らしてる。このキャラデも私には意外だったんだけど、なるほど彼も腹に一物のキャラ。
今月なんてその髪を指でいじってるもんだから、もー何か考えてるよね!ってのがちょー示されてて。
あのすっとぼけた顔、なんかカワイイし(笑)
モンフェラートは一貫してルシタニア軍の良心、かつ読者へ向けた解説を担うキャラとして描かれている。
彼の活躍が見たいなー。オマケ4コマとかで。←え。←だって真面目キャラほどはっちゃけて欲しいじゃないですか!(笑)
原作既読だと、ここはこう来たか!と分かるのが楽しい!
潜入者の噂が広がり監視の目が追う様子も、原作では1行の描写を漫画ではコマ数をとって時間経過を表して、緊迫感を増す演出。
ダリューンVS銀仮面はもちろん迫力だけど、馬がいたり籠があったり生活感を描いてるとこが荒川先生だなーと。
あと階段で会うのもおもしろい。そういえば1話オリジナルでも階段を描いてたから、都市の象徴という位置付けなのかな?
でも・・・。
銀仮面卿のお顔が。あんまり美形っぽくなかった…。
わがまま坊のひるめったん、けっこー好きキャラなんで、その。
あ、うん。そうだ彼がステキになるのはまだまだずーーっと先だ。荒川先生はキャラを育てるの上手いからこれから楽しみにしていこう!
雑誌の編集さんがつくる、冒頭の「これまでのお話」も良かった。
毎号ちゃんと直近の絵で構成してて、主人公アルスラーンの説明も「現在お留守番中」とかなってて(笑)
ここの方がアニメ公式HPのほうも書いてくれたらいいのにな~。
作者ひとことは田中先生の番。軽井沢の仕事場から帰っていらしたそう。今はタイタニア執筆中でしたかしら?
そうそう、先月の荒川先生のひとことは、チタンのペン先が描きやすいという話でした。チタン、なんかカッコイイ!
さて、来月はどこまで進むかな?
楽しみに待ってまーす!