よっぱらいの戯言
熱く書いてた別マガ感想が、自分のミスで消えてしまい、やさぐれております。
グラスになみなみと注いだランブルスコを脇にこの記事を書いています。
なので、ご注意!
毒吐きしちゃってますんで、わははは、こいつバカだなー!と指差して笑える、心の余裕がある方のみご覧いただけますよう。
あと、ババアネタです。
お若い方は分かりません。
逆に分かる人は立派なおっさんおばさんだ!イエイ!ウェルカム!
さて!
アル戦アニメが4月からですね!
荒川絵が馴染まない…。
うむ。それは分かる。
神村さんから入ったから、私のイメージはあれなのよねー。
うむ。素晴らしい。「神村さんから入ったから」ときちんと理由を自覚なさっている。さすがである。
天野絵のイメージなら良かった。
ちょっと待て。
原作ファンだから天野絵以外受け付けない。
ちょっと待ったああああ!
てめえ、ニワカだな?アル戦1巻当時、天野絵はクソミソだぜ?原作無視のタイムボカン野郎が好き勝手しやがって!だぜ?
見てみろ!角川1巻の表紙を!
「黄金の獅子の兜」に、なんでツノなんぞが生えているんじゃああああ!!!
おうさ、もちろん天野さんはスゲーよ。
私だって吸血鬼ハンターDは天野絵の表紙に一目惚れで買ったクチだよ。アレが「西部劇のカウボーイが日本刀を背負ったイメージ」の原作から生まれたとはとても思えんよ菊池サン良かったね天野絵がついて。っていうかまだ続いてたんかい!
ところで吸血鬼ハンター・ダリューンなんてファンフィクションはきっと20年くらい前には誰か書いてたんでしょうけど富士通のパソコン通信とフロッピーディスクの時代のなんてもう発掘できないでしょうから誰かまた書いてくれませんかね?
えっお前が書け?
馬鹿野郎!人には向き不向きってモンがあるんだ!天野氏の圧倒的に耽美幽玄な世界を私のよーなガサツな輩が現せるはずが無かろうが!
まあともかくだ!
昔っからの原作ファンは天野絵至上!って論調には、断・固・反・対!
でも見ず知らずの人に喧嘩売るのもアレなので酒かっくらいながらここで愚痴る。
うん、大人だね。
駄目な大人だね……!
だいたいさあ。
全盛期の田中芳樹の(そう、全盛期の、だ)っつったら院卒のインテリが新しいSFの世界を切り開いた!ってな感じで崇拝の的で、イラストのイメージは加藤さんだぜ?
ハヤカワSFの表紙を華麗に彩る巨匠。
銀英伝のラインハルトの横顔なんて銀貨に刻まれた肖像画のような美しさ、あの油絵の重厚華麗なタッチ。
それが、しゃしゃしゃのしゃーってな天野の絵。
真面目に描いてる絵は素晴らしいけど、白黒挿絵とか手抜きの落差が違いすぎ。
その上なんだよあのツノは!
ライオンにツノなんかあるかよ!
原作ファンは怒り心頭だったんだよ!
若かったからな!
小説に挿絵は必要か論争なんかやっちまったんだよ!
恥ずかしいな!青いな!馬鹿だな!
そんなことも知らず、原作ファン=天野絵至上、みたいなことほざいてるテメエ。
ガキが偉そうなこと言ってんじゃねーよ!
こちとらババアの酔っ払いだからな!年季もアホさも負けねえぞ!
あとなあ!
何で荒川弘なんかに描かせるんだよ、もっとふさわしい描き手がいるじゃんか、って言ってる奴ら!
こっちこそ、何で田中芳樹のなんか描くんだよって涙にくれてたんだよ!あんな何年も読み手をほったらかしにして平気の平左な田中のジジイに何で荒川先生が汗水たらして儲けさせてやんなきゃならないんだよって。
何で、言っちゃ悪いが角川の手垢のついた作品なんかに手を出したんだよって。
同じ原作付きならもっとふさわしいものがあるだろうが、歴史に埋もれた小品とかさ、天下の荒川弘の眩しい光が当たることで再評価されるような作品だったら、もっと素直に喜べたのに!ってすげーすげー思ったんだよ!
過去形だけどな!
1晩でケリつけたけどな!
だって描くって決めちゃったもんはしょーがないだろ。私が決められる訳じゃない。私が描くわけじゃない。私が茨の道を進むわけじゃない。
だったら、あとは応援するっきゃ無いだろーが。
おうさ!
応援するぜ!そんですっかり大好きだぜ!
アニメ化だって同じさ!
早すぎる、とは思うけど、でも決まっちゃったモンはしょーがない。
アニメは企画から放映開始までだいたい2年とか。で、ポシャるか延期か予定通りか。
予定通り行ったんだ。
なら良いじゃんか。
あと、講談社はバカじゃないかんね。特にビジネスに関してはクリアだと思う。
だから早すぎるアニメ化には目的があるはず。
たぶん、前作アニメのイメージを早めに塗り替えるために。そして読者層を若年へ押し下げるために。
ほほほほ。私たちオバサマはお呼びじゃないのよ。
お財布は狙われているけどね!可処分所得が大きい上に人口も多いしね!
いっくら、昔のアニメは素晴らしかった、って懐かしがっても、らいとすたっふには一銭も入らないもんね!
旧制作陣にもね…。
それよか、出戻りファンがうっかりカバンから財布取り出しちゃう施策のほうが、ビジネスとして正しいんでしょーね。
おや?
酒が足りないぞ?
もいっちょ飲むか!
それでだな!
神村サンは素晴らしいと思うよ!
絵がどーこーじゃなく、当時からビジネスの一線で活躍し、今も後進を育てることに熱意を持って取り組んでらっしゃるとこに。
あと、ドラえもんの映画にはできるだけ参加したい、ドラちゃんの後ろ姿が可愛い、なんて語ってるとこに、実に素敵なアニメーターさんだなーって思う。
けどな!
私は忘れられんのだよ!
アル戦アニメがすごい人気で書店とかにも美麗ポスターが貼られてたとき。
それを見上げてぽつりと、
「アルスラーン戦記が女のものになってしまった」
とつぶやいた男友達がな!
名前は忘れたけどな!
そう、小説はユニセックスなのに、銀英はやや男性寄りだったのに、角川はアル戦を女性向け作品としてメディア化した。
男女びょーどーだもん、これからは女性向け作品ももっと出てきて当然じゃん、てキモチと。
キャラは美麗だけど動きはぜんぜんで、とてもガッカリしたことと。
あの男友達のすごく寂しそうなつぶやきとが。
フクザツだった若かりし頃でした。
だから何なんだw
まあいいや。
中村さんはなー。
偉そーな若造の原作厨でしたから、そりゃあ酷評でしたよ。
でも田中芳樹が手放しで絶賛してて、ああこの作者、自分の作品をメディア化してくれんなら誰でもいいんだなー、なんてしみじみ思ったり。
で、それは正しかったな!
常に絶賛。「これを私が小説にしたいですよ」それ耳タコだから。ぜんぜんおもろくないから。
あのじいさん、自分の作品大好きだからなー。あと自分に出来ない絵とか舞台とかちゃんと尊敬してるからな。かわいいとこあるよな。
でも仕事しろ。
当時はくそみそに思ってた少女漫画版でしたが、今「アルスラーンって金髪じゃなかった?」なんてツィートを読むと「あっ、この方、中村版読んでたんだ」なんてホッコリ嬉しくなったり。
再会って不思議だなあ。
さて、そろそろ眠くなってきました。
どーでもいい話、もう切り上げましょう。
皆さん。
この記事を読んで、ひとつ勉強になりましたね。
よっぱらいに付き合っても、ろくなことが無い。
お粗末様でしたー!