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寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

別マガ(先月号) アルスラーン戦記 感想!

すみません!もうすぐ次号がでてしまいますが、先月5月発売の別マガの、今更感想です。

表紙カラー&25ページ。

巻頭に、キャストからのコメントと、無双とのコラボ記事があります。

まず表紙!

これ、「ふわりマント」意識してますよね?!(笑) それか、OPのアニメ絵ジャケット。

ふわりマントとは、アニメエンディングを手がけた横山愛さんのつぶやきを発祥とするダリューンアルスラーン、又は守る/守られる関係の二人を描く構図のひとつ。背後の保護者キャラの風に翻るマントが手前の庇護者キャラを包むかのごとく描かれ、二人の関係性を際立たせる。解説:私。

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ほら、ここ↑見て?

ロゴで分かりにくいけど、ヒルメスの黒マントと、アルスラーンの白マントが、交差してる。

包むのではなく、怯むのでもなく、対峙しているんだ。

オープニングやエンディングのCDジャケットでは、アルスラーンは不安げな表情。

でも、今の別マガの時間軸にいるアルスラーンは、この表情ができる。

まだずっと弱い。

でも負けない。

さて!表紙にあるとおり、新妻大輔さんイラストのクリアファイルが付録です。

ナルサスファンの皆様、今からでも探せばあります、ゲットです!

ナルサスの襟元が無駄にくつろいでて胸元がチラ見せ(笑) むきむきダリューンと仲良しで楽しそう!

キャストコメントも良かった!

以下抜粋です。

ギスカール子安武人

「内面を大事に丁寧に演じたい」

役の見所は「彼の存在が見せる人間くささとしたたかさ」

イノケンティス七世桜井敏治

「気合が入っております」

ダン斉藤志郎

「初登場で張り切りすぎて、滅多に潰したことのない『七色のダミ声』を潰しかけたことが、この作品にかける意気込みです!」

キシュワード安元洋貴

「若いころ、どれだけ小説を読んだことか。そして結末をどれだけまっていることか(笑)」

役の見所「厳格な男。強い、強くあろうとしている男」

クバード三宅健太

役の見所「まだ見どころといえるほどの活躍はしていませんが、酒を片手に馬に跨っている姿を見る限りただ者ではない感じです」

シャプール小西克幸

「出番は一瞬なので、魂を込めて演じたいと思います。また出演できたら嬉しいですね」

役の見所「すぐ退場しますので、死にっぷりをみて下さい」

安元さんのキシュワード評がいいね。強くあろうと。うん、本当に。

小西さんのコメントも利いてる!(笑)

いつか続編があったらぜひイスファーンをキャスティングくださいスタッフ様!

ニュースとしては、荒川弘先生書き下ろしデザインとして魔道士の面々のざっくりキャラデが載ってます。

先月の即退場万騎長のキャラデと続けてニュースリリースしてるってことは、これから漫画より先にアニメで登場する原作小説のキャラクター紹介の、地ならしかな?

田中先生の秘書さんがアルフリードのキャラデを見て…ってつぶやいて、「アニメのですか?」ってファンさんの即ツッコミに、「いや、漫画の」って言い訳してましたよね、公式リリース前に言っちゃダメだから(笑)

さて、来月別マガでいよいよ?いや、先にザンデかな?

とか書いてたらニュース出ました!アルフリードラジェンドラのキャラデザが6月発売マガジンで公開!わーい楽しみ!!

さて。本編です。

の手前に「これまでのあらすじ」があるのですが、毎回、ほんとに毎回、キャラ説明の文を差し替えていて、実は楽しみにしています。

ダリューンw

もうね、先月号は見どころいっぱい!

まず2ページ目。

めくってすぐ右上、ののしりの台詞のフキダシで、モブの顔が隠れている。

荒川先生の、フキダシで顔を隠す技はたぶんアル戦から使い始めた。膨大な台詞を処理するための画面整理だけでなく、それを漫画表現へ洗練しているところが素晴らしい。

その次のコマにアルスラーン

このページ唯一の顔アップ。だけでなく、前のコマのキャラの顔がすべて隠れているから、アルスラーンの表情がより読者に刺さるのです。

「略奪者め!!!」

漫画で読むと勢いで流されるけれど、冷静に考えると、ここに相応しい単語かどうか。

原作には無い台詞。でも、あえて目立たせている。

荒川先生が計算で使ったか、そうで無いかは、今後の場面の台詞回しでわかるでしょう。ニヤリ。

さて。

この号は、原作小説2巻で私が一番好きな台詞が出てきます。

「正義とは星のようなもの」

その意味は、コミックスまたはアニメをお楽しみに!

ナルサスの、遠くを見つめる美しい横顔。

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このページでは1段目、2段目、3段目と、ほぼ同じアングルでナルサスの横顔が描かれています。

まぶたを閉じ、開き、また閉じる。

読者は横顔と台詞を交互に見ることになる。眉や口元のわずかな線の違いで、言葉にしないナルサスの心情が言葉にせずとも読者に届く。

アルスラーンは見開き通してほぼ正面顔。だからアルスラーンが描かれているようだけど、アルスラーンの視線の先はナルサスアルスラーンは主人公としてではなく、視線の誘導者として、画面の中にいる。

だからここはずっと、ナルサスが描かれているのです。

最後のコマ、ベタ背景にアルスラーン上半身の大コマ。

このアルスラーンナルサスを見ているのではなく、ナルサスの、優しくも厳しい、突き放す台詞を受け取めている。

ここでまたアルスラーンが主人公となります。

で、重い空気のままルシタニアにカメラを振ると思っていたら。

あの!

可愛い可愛い荒川オリジナルですよ!!!!

いやー、まさか彼らの過去回想を入れてくださるとは!

さあ、皆さん。見てください。

ナルサスのファンさんはキャーって叫ぶ準備してて!

見よ!

この可愛さを!!

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うわーうわー!

若い!

かわいい!

なにこの素直な笑顔!あのひねくれ者が、こんな明るい笑顔が出来てたなんてー!

ああうん。

単発で見るとね。

えっそんなに可愛いかな?いやまあ、若いけど。

って、そんな感想だと思います。

でもね。

鋼なら、不意打ちで焔の大佐、マスタングの若い頃が出てきたとき、ぐはっ!ってなったでしょ?

あれですよ。

単発であの若マスタング見ても、「前髪短いな」「顔さらに丸いな」しか感想無いけども、ストーリーで読むと、うっわああああ!って床を転がるでしょう?!

あ れ で す よ !

荒川弘の過去回想の破壊力、半端ない。

コミックス派さんには申し訳ないけども、アニメでやっちゃうかもだから先言っとく。

ここ、エラムの回想シーン。

私がエラム大好きなのはご存知のとおりですが、いやね、エラムとエトワールって、少年漫画として再生されたアルスラーン戦記の、メッセージが具現化したキャラじゃないですか。

しかも可愛い。何度でも言う、可愛い。

過去エラム。かわいい…!

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で。このエラムの回想シーンが。

影絵じゃないんです。

コミックス2巻冒頭、ナルサスが口先ひとつで三カ国同盟を撃退した過去回想。

あそこ、登場人物が影絵のように黒ベタだったでしょう?

荒川先生ではたぶん初めての表現。

同時代に降りていくのではなく、歴史物を外から見るように読者に感じてほしい。

主人公より押しの強い、ダリューンナルサスに、序盤の読者が引き込まれすぎないように。

おそらくは、そういう意図で人物を影絵にしている。

この号のナルサスの過去回想も、同じように登場人物が影絵。

表情が描かれないので、読者の心情は当時のナルサスにシンクロしない。

ナルサスも読者も、共に、現在から過去を見ている。

荒川弘の過去回想の基本は、枠の外を黒ベタ。鋼よりもっと前から。

ベタ枠の中は生きいきと描かれ、まるでその場に自分も居るように感じる。

けれども黒枠で常に、これは今ではないと意識されるので、とても切なくなることも。

4巻にはヒルメスの回想も一瞬あるんだけど、そこはこの基本の技法で描いてる。

けれど、エラムの回想は、フキダシを白黒反転という新しい手法で。

登場人物は生きいきとして、まるでその場にいるように。

この描き方が、既存の手法、枠を黒ベタと、どう違うのか、どういう意図でこの演出をしたのか、まだ分からないです。

けれど私は、フキダシの白黒反転は読者を怖がらせるときの手法なのに、優しい過去回想に使うだなんて、面白いなと思いました。

この音声はきっと、かすかにエコーがかかって、耳元で鳴っているような、そんな音響。

そういえば、回想シーンでエラムはほとんどしゃべっていない。

もしかするとこの回想は、エラムの耳に残った記憶なのかも。ナルサスからもらった言葉の記憶なのかもしれないな、なんて思ってしまいました。

そして。

アルスラーンエラムが仲良しです!

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こんなに近いし!かわいいし!

いやーんもーかわいい~♪

旅の途中、焚き火の前で、少年たちの会話。

そしてそれを聞くダリューンナルサス。小さくて分かり辛いですがダリューンの肩口にアルスラーンエラムが描かれています。

ファランギースも含め、保護者たちは少年二人の会話に黙って耳を傾けている。そして口元をほころばせて、何も言わない。

すごく、いいシーン。

ちなみにギーヴも二人の会話を聞いてまして、ギーヴ今回2つしか台詞無いのに美味しいとこさらってるw

この次の場面もオリジナル。

むーってしてるとこ、かわいい!

ずっと気を張ってるキャラが、保護者のそばだと年相応の表情するのって、ほんとイイよね!

今回でカシャーン城編は終わり。

原作小説も、漫画も結論は同じ。

けれど、田中原作は希望も不安も綯い交ぜの茫洋とした風景の中、それでも歩き出すという感じ。

荒川版は、もっとどっしりした安心感がある。確かな希望の手応え。

ぼんやりとした不安を具現化していくのは田中先生の、しっかりと踏みしめていた足元を急に崩すのは荒川先生の、それぞれの得意技。

んふふふふ。

物語の先を知る分、両先生がこのあたりをどう書いてるか見えるから、ほんと面白い!

先月号、ほんと面白かった!

今月号は週明け火曜日!今度はもっと早く感想書くよ!(笑)

追記:

拍手コメントありがとうございます!

あんまり可笑しいエピソードだから引用させてください!

ジャガイモを日本各地でなんと呼ぶか(ばれいしょ、じゃがいも、いも、かんぷら等)調査するため、じゃがいもを見せて「なんと呼びますか?」と訊いたところ、北海道では「男爵」「メークイン」と答えられて、なかなか調査が進まなかったそうです

うははは!ありそうありそう!

これ、イシイさんに聞かせたい。百姓貴族のネタになるんじゃないかしら?(笑)

アニメ8話、良かったですね!

阿部監督はファランギースギーヴの会話のインテリジェンスを大事にしたいって仰ってましたし、声優さんお二人の演技も、大人の男女の会話って感じで、映画っぽい色気があると思いました!あと、色がつくと色っぽさも倍増しますよね、女神官殿とかw 

荒川版ギーヴをして「抜け感」という形容も的確!うんうん、その通り!

弓矢とかいつも新鮮な視点をありがとうございます!

「本当にやりそうだな、この男」は、私も笑いました!イヤホンで聞くと音響がリアルでお気に入りですv

原画展。雰囲気少しでも伝わったでしょうか。

人の手が描いた線がアニメになってるんだなあ、って実感できます。

また明日もヤシャスィーンしてきます!

アニメ9話。そうそう、作画や動きに素人っぽいのが混ざってたのがちょっと気になりました。でもそれは8話が素晴らしすぎたから、目が肥えちゃったからかも?

ダリューンヒルメスの戦闘シーンはホントに良かった!!!あるレビューで、軽やかなアクションを描くアニメはたくさんあるが、重い打撃は難しく、アル戦はそこが素晴らしいって誉めてて、すごい嬉しかったですv 

ダリューンが、8話は馬上の槍で、9話は地上で剣での戦いっぷりで、どちらも強さ速さが描けてるのもスゴイ。ナルサスとのコンビネーションも良かった!

アニメ先行になるこれから、不安もあり期待もありでドキドキです!

コメントお返事遅くなってすみません。

どうもありがとうございました!!