寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

別冊少年マガジン荒川弘版アルスラーン戦記読みました!

27ページでした!

着実にページ積み上げてらっしゃいます。でも単行本の5月は遠いわ~。

カラーの宣伝ページはDVDと無双。

私、映像もゲームも買わないんだけど(ごめんなさい)、本は買うので、DVDのブックレットまとめたのとか、アル戦無双の攻略本とか、出してほしいなあ~いつか。←だからそういうのをハガキ書きなさいってば。←うん、そうする!コーエー出版部さま是非に!

さて、早速ですが今月の見どころです!

こ・れ!!

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ぶひゃっひゃひゃひゃ!

ナルサスかわいい!

ヒルメスかわいい!!

ここは原作既読&アニメ視聴組が楽しみにしてた、ヒルメスナルサス、そしてアルフリード邂逅の場面。

原作のコミカルさを表現するのに、やっぱ荒川弘のリズムはいいなあ!

コマのレイアウトと、一コマあたりのセリフの入れ方が巧み。「あんたの剣を」に、ナルサスだけでなくあの冷酷なヒルメスも一瞬あっけにとられてるのがイイ(笑)

ここを見開き1ページで済ませる、このテンポが荒川弘なのよ~v

そんでこれ!

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アルフリードかわいい!!!

この、ぽんぽん、ってナルサスを叩いてる手の動きがさ、アルフリードの気安さがすごい伝わる。

コミックス派の皆様、5巻はなんといってもアルフリードちゃんですよ!楽しみにしててください!って、遠い…5月はほんと遠すぎる…!!

あとさ、このあたりずっと、夕方の空なんだけど、トーン重ね貼りと削りとで、とても綺麗なの。

今回のサブタイトル「黄昏の村」にふさわしい、たぶんアシさんのお仕事。ありがとうございます。

そして緊迫のこの場面。

余白の使い方がすごい良くて、ナルサスの後ろの影が効いてる。

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ここ、もしもカラーならこの余白が夕日のオレンジ色に染まってて、空には薄闇が近づいてて、静けさと不気味さがよりいっそう際立っただろうなあ。あーこれをアニメで観たかった!

そして。

今月いちばん、ハッとなったコマはここです。

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あ、美人。

初読でそう思いました。

この、くちもと。ほんのわずかな線の太さのちがい、数ミリ足された線で、この怒りの表情に、匂いやかな何かが加わっている。

ためしに指で口元かくしてみて?ね、鋼んときと同じ、まっすぐな怒りの目でしょう?ここが、ぐっとくいしばった横一文字の口だったら、少年の怒り。

でも、この口だから、少女の怒りなのか、と。

この後で、そーいやナルサスの、木片と革紐うんぬんの台詞、原作でどうだったかな、と小説を確認しまして。なるほど台詞でなく地の文だったか、だからちょっと説明くさいんだな、なんて納得したのち。

アルフリードのこの場面を読んだら。

「その表情が、ナルサスを一瞬びっくりさせるほど生気にみちて美しい。」

あ。

私、ここ忘れてたよ。

忘れてたけども、荒川弘先生の絵、美人だって、やんちゃな女の子が意外にも、と、そう感じたよ。

それで、私はここ、荒川先生はアル戦で美人が上手くなったよねえ~!って、そういうネタにしようと思ってた。

ちがう。

ここは、原作を、そのまま絵に起こす。その、コマだったんだ!

この前の激しい台詞、このあとのナルサスの表情、漫画ではそれらがあいまって、この一コマだけでなく、その流れでもってアルフリードを美しいと感じたのかもだけれども。

はっとするほど美しい。

それを、絵で表すって、すごい。

今月は、アルフリードとともにナルサス活躍の回。

台詞は原作そのままなのに微妙にニュアンス変わってて、荒川ナルサスは田中原作より少しだけ素直でかわいい。(笑)

この辺、作者の性格があらわれてると思う。(え?田中先生がひねくれてるだなんて、そんなこと、言ってますw)

そして、来月はさらに楽しみなあの場面。

ノマカプ最大手の荒川弘先生が原作をどう料理してくれるのか。

すっごい楽しみにしています!!

あっそうだ。

こないだジビエ料理んとき、荒川弘先生がオリジナル新作描くとしたら、っておしゃべりをしたんだけど。

荒川先生、少女マンガも行けんじゃん!?

揺れる女心だの、恋の駆け引きだの、くっついたり離れたりだのは無理でも(こら、言い切るな!)(すみません、失礼は仕様ですw)くっつく一歩手前のこっぱずかしくも瑞々しい恋愛模様はあんなに上手い。

基本はドタバタラブコメで、ごくごくたまに、グッと鋭く、きゅっと切ない。そんな少女マンガ。ね、行けそうじゃない?

アル戦で美男美女も掴んだことだし、荒川弘先生、良かったら次は少女マンガ誌へ進出、考えてみてください~♪

(あ、Wingsは少女マンガ誌だったw)