先週のアニスラーン戦記の感想です!
アルスラーン戦記の映画、楽しみですね!
いやいや、映画になるなんて情報、これっぽっちも(と親指と人差し指をぴったりくっつける)無いですよ?
でも映画になるんじゃないかなー?なんて勝手に思ってるんです♪言うのはタダだもんね!
え?
荒川弘先生の漫画より先にアニメで結末を描くなんて酷い、って否定的なこと言ってなかったっけ?って?
うん。言ってた。
で、今も思ってる。
でもね。
そんなことでへこんでたら、荒川弘のファンなんて、やってられませんもの!
そうよ。私は荒川弘のダメなファン!
荒川弘はメディア化とともに漫画家人生を歩んでいる。これからもメディアと切り離されることはないだろうし、荒川弘が関わるところ、見ないという選択枝は私にはない。
そして、見るからには楽しいところ、明るいところ、素敵なところを楽しんで、ハッピーにならないともったいないもんね!
だって、アニメ否定したら、そもそもこのコミカライズから否定しなきゃならないでしょう?そんなの、私にできっこない。
荒川弘にアルスラーン戦記を描かせるなんて!という原作ファンの怨嗟も、荒川弘ファンの怒りも、どっちも私の中にある。それでも私は新しいアル戦が大好き。
酷い!悔しい!許せない!って気持ちは、口をつぐんで平凡な毎日を送るうちに、腹の底に鎮めることができる。前回もできたから今回もできたし、これからだってできるでしょう。
人に優しく、自分に甘く。
そ、自分に甘くなくっちゃね!(笑)
さて!
アニメアル戦は6月末あたりに続き作る方向へ舵を切ってるでしょう?
だってさ、19話とか明らかにお話差し替えてるじゃないですか。ボダンは「マルヤムへ向かった」ってナレーションで言ってるのに、ザーブル城を入れて。
ザンデもあそこで退場のつもりで、だから14話のヒルメスは一人だったんだろうのに、そ知らぬ顔して戻してるしw
無双の発売順延も7月アタマ。キャラ増やすこと決めたからだろうね!
や、これもまた、言うのはタダ!な、勝手な妄想ですが!
で。
今ってたぶん、夕方枠をもう一度取るよりは、映画のほうが、やりやすいんじゃないかなーって。
深夜に振り替えもあるけども。
でもまず、ユニバーサルでしょう?
ユナイテッドシネマならスクリーン取れるだろうし、シネコンの小スクリーンで1日2回上映だって「映画化!」って威張れるじゃないですかw
それと、描写。
大規模戦闘でがーっと盛り上げてどどーん!って結末描くなら、やっぱ映画でしょう!テレビより残虐シーンもばっちり映せるからアニメーターさんたちも描きがいあるだろうし!
ああでも、文庫本あと3冊だか4冊だかをどうやって2時間で、って問題はあるわねえ~。あっちもこっちもばっさりカットになっちゃうねえ。
やっぱ妄想かあ。
ま、言うのはタダだから!(笑)
さてさて。
先週20話は良かったですねえ!
私がこの記事を書こうと思ったのも20話で気分がぶわーっと上昇したから!
警備がザル過ぎ!とか、クワ回どこ行ったんだよ!とかツッコミ所は満載ですが(笑)、この回は荒川弘先生のお話でした!
オリジナル話だから、ではなく。
リズムがね。荒川先生だったの。
阿部監督は、「端整な」お話作りの方。
キャラの関係性の描き方も整ってて、お話の緩急が滑らか。
対して、荒川先生は少年漫画の文法。キャラの意外性を引き出すのが非常に巧み。
アニメで荒川版を使った最後の場面は、ファランギースが「脚を出せと精霊がささやいておる」ってギーヴを窓から蹴落としそうになるとこだけど、あの発想は上江洲さんや阿部監督には無い(笑)
ああいう、ちょ、待てやw ってのは、荒川先生ならではであって、阿部監督がどんなに「荒川先生ならこう描くだろうと考えて(ニュータイプインタビュー)」作ってくださっても、それは荒川弘じゃないのよねえ~。
でも、荒川じゃないから駄目なんてことは全くないの。
荒川版から枝分かれのあと多少の迷いがあったけど、小木曽さんが楽しみにって言ってた大規模戦闘の16話とか、CGで万の兵士が蠢く様子とかこれでもかと投入した作監9人(!)とか、すごい良かった!
(※ このブログはコミックス読者さんを基準にしてるので、アニメ先行場面はすべてネタバレにならない程度の書き方にしています)
あの作りに、あーこれが阿部監督のアル戦なんだな、って思いました。
少年漫画感は控えめ、アニメっぽさも抑えて、大河感がぐっと強い感じ。
そして17話。あの決闘の、魂のこもった作画は素晴らしかった!
声優の気合い、音響、音楽、背景美術と全てがマッチしてた。余韻ある幕切れも良かった。
で、次の回。ここが荒川版なら、絶対コメディ満載の回にしたと思うw
重い回、強い回のあとに、軽い回を置く。
前回までのシリアスどこいったよ!ってのが荒川先生の緩急で、私はそれが大好き!でも、ふざけてるって好まない人もいるよね。
先週の20話は、メインキャラの表情がコロコロ変わるでしょ?
あれは荒川さんのリズム。
アニメのシリアスめのトーンの上であの変化を描くのは、たぶんすっごく難しいと思う。鋼FAでも苦労してたし、銀匙も一期は試行錯誤してた。
気が強く、正義を押し付け、無謀で一途でちょっと抜けてる。普通に描くと強気なばかりのちぐはぐなキャラになるところを、あんな風に可愛く描くって、ものすごく演出に計算が必要だろうな。とても大切に描いてるのが画面をとおして伝わりました。
風が吹き、キャラの心情が変化するところ、すごく良かった!
予告を見る限り、次回はまた荒川さんではなく阿部監督のアニメになる感じだけど、もちろん楽しみにしてます!
この先は結末に向けて原作小説から上江州さんアレンジが強くなるのかな?
どんな形であれ、アニメだけを観てるファンさんにも納得できる結末になりますように!(そして二期や映画やもちろん漫画もいっぱい人気が出ますように!)
あと、設定画集ほんとに欲しい!
更に緻密になったお城の屋内の装飾が、見るたび見るたびため息です。(で、花が映るとプっとなってしまう。ほんとごめん!)
とか書いてるうちに、今週の放映ももうすぐに!
アニメアル戦、これからも楽しみにしていまーす♪