ダメなファンで行くのさ!
少し前、「ファンとアンチと信者」っていうツィートが流れてました。
いわく、
面白かったら褒めて、つまらなかったら意見するのが「ファン」
面白くてもつまらなくても苦言するのが「アンチ」
面白くてもつまらなくても褒めるのが「信者」
んっふっふっふ。
おもしろーい。
あのさ、私けっこうな荒川弘信者だけどさ。
つまらなくても褒めるってことは無いのよ?
ぜんぶ面白いから褒めてるの。
例えば、たまーにだけど、あ、この表現イマイチだな、って思うコマもある。
でもそういうの見ると、ああ、生身の人間が自分の手で描いてるんだなあ、って思う。荒川先生は目をつぶってても完璧な絵を描ける超人なんかじゃなくて、うっかりするとこうしてバランス崩れたり、視線移動を生かしきれなかったりする、そういう普通の絵描きさんが、意識して直して、どうにか格好いい絵を描こうとしてるんだなあって。
そう思うと、ぜんぜん嫌じゃないんだよね(笑)
あと、コップ持ってる場面で、机に置くときコップの形が違ってるのがあったんだけど、そういうのもコップだけアシさんが描いてるかも?!って想像できて面白い。
それから、食べものを取る手と口元に持ってく手が左右違うってのもあるんだけど、ここも間違いというより、そんなにお腹減ってたんかいwって思えて可笑しい。
いやあ、信者だねえ。馬鹿だねえ。
でもそういう自分が好きなのだ(笑)
ふははは!すまぬの皆の者、私ばっかり幸せで!
そして、私は私は「ダメなファン」です。
面白かったら褒める。褒めまくる。誰にでも言いまくりたい!でもうるさくてご迷惑なのでここでしゃべる!(笑)
そして、つまらなかったら「黙ってる」
黙ってる。ここ大事。
ま、私もついつい、私ってこんなとこまで気付いてすごくない?ってイイ気分になって口を滑らせてるよーな気もするんだけど、そこは棚に上げといてw
だってさ、「ここすごいイイよね!」って話を聞いたら、自分で気付かなかったとこ気付いて、「ホントだ!スゴイ!」って幸せになるじゃない?
でも「ここは残念だった。もっとこうなら良かったのに」って話を聞いたら、自分で気付かなかったとこ気付いて「あー、確かになー」って、なんとなくしょんぼりしちゃう。
残念なとこもちゃんと見る、批評的視点のほうが、物事を深く見れると思う。だから「それほど自分が心酔していない作品」のときは、すごいためになるので好んで読みます。
で!も!
荒川弘作品においては、それは私には要らんのだ!
なにせ私はダメなファンだからな!はっはっは!
あと、もし本当に「意見すべきこと」があったら、きちんと、リアルの私が、リアルに生きてる人間に向かって、意見を伝えないといけないんじゃないかなーって思う。
だから、本当にちゃんと伝えたいことは、誰が読むか分からないネットにじゃなく、きちんと宛名を書いてハガキを出します。メールより意志がこもるし、ハガキなら、当人の手に渡る前に誰かが目を通す。
でも、「意見」をきちんと書くって面倒くさい。好きです!楽しい!は勢いだけで書けるけど(笑)
そんで、この意見は住所氏名さらしてまで伝えたいことかなって考えると、そうでもなかったりする。
なので、たいていのことは、まあいっか~ってなって終わります。わーい平和だ(笑)
他人に優しく自分に甘く。
私はこれからもダメなファンでありたいです!