鋼の錬金術師実写映画化ヒャッハー!
実写化なんて酷い!許せない!
と、お怒りのあなた。
そして、喜ばしいことなのかもしれないけど無理…ぜったい生理的にムリ……。
と、お嘆きのあなた。
友人からいただいた、この名言をさしあげます。
「実写化なんて、大金使った二次創作」
そうです!
二次創作は、同人誌は、大好きな人もいれば、ぜったいダメな人もいる。
原作のどこにそんな要素があったのよ、勝手に捏造して盛り上がって、ああ気色悪い、許せない!
その感覚は、正しい。
でも、だって好きなんだもん、原作要素に無いなんて分かりきってるから「もしも」を妄想して楽しんじゃうのよ。
ってのも、アリでして。
二次創作なんて、その業界に興味がある人以外には、存在そのものが無い。
実写化なんてのも興味が無ければ存在そのものが無いと思っちゃえば……ま、そう思いこむには、ちょっと強烈だけどね(笑)
でも、「実写映画鋼の錬金術師」は、荒川弘の漫画作品とは、絶対に別物です。
そして無印(水島版)とも、FA(入江版)とも、ミロスとも別物。
だって、ロゴが違うから。
例えばゲームのディバインゲートとのコラボはFA。
例えばグルーピーズのグッズは原作。
それがどの版権との契約かは、ロゴを見れば分かる。
今回の実写映画のロゴは、原作ロゴです。
実は映像作品でこのロゴをつかうのは初めて。
なので、うわースクエニ主導だー!って感じ。
そういうわけで、存在として一番近いのはゲームかな?って思ってます。
作品認知度高くて売り上げも悪くなくても、「ハガレンとは何か」の文脈ではほとんどスルーされる。(笑)
キャラ萌え的には美味しかったけどね!ソフィちゃんとかアエルゴの王子様とか、ほんっと完璧二次創作w
そんでね。
どんなにメディア化されても、誰が何を作ろうと、あなたの(私の)「鋼の錬金術師」が侵されることは、ない。
これは、本当。
誰が何を言おうと、それが例え「公式」からであったとしても、「私のもの」は私のものだから。
ここ、語ると長くなるしヒリヒリしちゃうから止めとくけども。
私の「内側」にまで浸透した作品は、私だけのもので、だから傷つくし辛いし、胃袋の下でとぐろを巻く真っ黒い感情をなだめ続けなければならないけれども、でも、それでもぜったいに、大丈夫なんだ。
あとさ、あとさ。
今回は監督が発起人だって言うじゃないですか。
雇われ監督じゃなくて。
そりゃあ、二次創作だ!!!
原作が好きすぎて、もうどうしようもなくなって、字書きは小説を、絵書きは漫画を、造形師はフィギュアを、コスプレイヤーはコスプレをするように。
曽利さんは映画を!
いずれまとまったインタビューなり対談なりが出るでしょうが、ニュースサイトのコメントだけでもかなりのファン臭が。熱くてちょっと空回りなトコロとか、いいなあと(笑)
熱意があったって技術がなけりゃ何もなりませんが、技術はあるのに熱意が薄い二次創作よりは、熱意ありまくりな二次のほうが、見てて楽しいじゃない?
そりゃあ熱意も技術も高レベルの、神!ってひれ伏しちゃう二次創作が、本当は見たいけどねw
それから。
実写化反対ツィートで、荒川先生が言うミッチーならまだ許せたのに!
っての、ちょっと前のワイドナショーでもネタになってたそうですが(フジがTBSのハガレンを!)、じゃあ猫ひろしがエドなら許せたん?とかネタになってるけど、ちがうでしょ?
何で監督がチャウ・
先生がこのネタ書いたの10年前だよ? 15巻は2006年発売。
そんでドラゴンボールにチャウシンチー参加!ってニュースになったのが2007年で、「私の意見が全く通らなかった!」って喧嘩になって、「あの」ドラゴンボールになるまでがオチじゃないかw
ネタにするならココでしょうが!先生の先見の明!色んな意味で!
ちょっと曽利監督、構想10年だそうだけど、じゃあ荒川先生があの、「もしも鋼が実写化したら」をおまけ漫画に描いてたとき、すでに最初のオファーしてたん? で、「何でキャスト全員日本人w」ってオチってことは、もしかすると最初は外人キャストの洋画の計画で名乗り上げてたとか!?でも予算足りなくて邦画になったとか?(笑)
ところであの、CGに莫大な予算とかおっしゃってますけど、どこぞのメールで「肋骨が見えるくらいガリガリに痩せた若い男性を1人、重要な役で募集」とかいう、どうみても扉の中のアルフォンスをエキストラで募ってたとかゆーのを、人から聞いたんですけど。
いやいや、そこはタテマエでも、重要な役なので特別に一般からも広くオーディション参加を募ります、とかそういう!大人の言い回しを!使おうよ……!!
まあエキストラとかガヤの募集って、こういうユルユルが普通だけどね~。
あ、念のため。これは人から聞いた話ですからね。
百姓貴族4巻ネタのおとんの話と同じくらい力強く、人から伝え聞いた話ですから!!!
ところで、荒川先生が「もしも実写化」をネタにしてたのは、15巻。
あの、イシュバール編です。
見返しには、第二次世界大戦の体験者に取材をしたことが書いてある巻。
これをネタにしていいか、ちょっと迷ったけども、ネタにします!
「実写の映画とかね、そんなのは観ないですよ。」
ええ!観なきゃいいんですよ!
てかミッチーどころじゃねえだろ!こっちをコラにしようよ!
そんで「恨みます」で「耐えねばならんのじゃよ」で「理不尽を許してはいないのよ!」だろうがよ!
来るものはしょうがない。台風だって寒波だって生産調整だって実写化だって。
幸いにも、映画はフィクション。「無かったこと」にできる。観なきゃいい。
そして、無かったことになんかできないなら、立ち向かうしかないんだよ!
百姓貴族精神で行こうぜ!なんだってヒャッハー!で笑ってやろうじゃないか!
メディア化はどれも、荒川弘が望んだわけじゃない。
そもそも、原作者が映像にしてくれって言って映像化される作品なんて無い。
だからこそ、先生はメディア化に寛容なんだと思う。
メディア化するまでにどれだけの人が動き、どれだけボツになっているか、精魂こめて準備して結局は日の目をみない企画が山ほどある、そういうの、ご存知だから。
ともにハガレンを育ててくれたスクエニから実写化お願いします、って頭下げられたら、それはOKしますでしょうよ。
荒川先生は冷蔵庫も無いアパートで、合板とL字金具で手造りした画板をちゃぶ台に乗せて漫画を描いて、友達にアシたのんでも部屋が狭いから一緒に描けなくて原稿チャリで持って帰って描いてまた持ってきて、担当の下村さんは分裂騒動直後のぼろぼろなエニックスの若造で、仕事帰りに肉まん食べながら車買いてーってつぶやいて。
鋼の錬金術師の連載はそんなところから始まった。
なので、アニメんとき当時アシだった高枝さんが、坊ちゃん大きくなって…!って感涙してたけど、きっと実写も元アシさんたちと一緒に、エド大きくなって…!って、旅立った息子がそれぞれの里親の元で大きくなっていく、そういう感じで観るんだろうなあ。なんて思います。
(えっ最初は肥育農家が出荷した家畜が立派な加工肉になってとかそんな例え話にしようとしただなんてそんなことないよ!そんなことないったら!)
(おまえ、そろそろ百姓貴族から離れようか……)
(てか、百姓貴族アニメにしてほしい!5分アニメとかいいよね)
(あと荒川作品で一番実写化向きって、RAIDEN-18だと思うの!設定使ってめったくそふざけた実写化をぜひ!)
私は馬鹿なファンです!
なんで、実写映画、今からすんごい楽しみです!二次創作としてね!(笑)
実写化の話題でハガレンファンがわらわらとネットに出てきたのが楽しいし、ハガレンって有名だよね読んでみようかなってつぶやきもう何人も見てるし、山田ファンさんがしっかりハガレン買ってくれてるし、何しろ荒川弘先生が!
ふたたび鋼を描いてくれる!!!
パンフにイラストとメッセージは必ず。
販促品にカラーイラスト出るかも?
もしかしたらもしかすると、短編1本くらい、描いてくれるかも!!??
さっそくガンガンのアンケハガキに、太い油性ペンで「鋼の錬金術師番外編を希望!」と書いて送ろーっと!