寝言は寝てから

荒川弘ファンのてきとうなおしゃべり。

WEDGEの「年末年始に読みたい1冊 2014 識者のおすすめ」に銀の匙が

WEDGEって、50代ビジネスパーソンのアッパークラスがターゲットですよ?!

元々は東海道新幹線グリーン車に置く雑誌。それも旅行誌を手に取らない知識層向け。

そこに少年漫画、「銀の匙silverspoon」が!

イマドキのメディアを知っとこうね記事じゃなくて、教養本コーナーで紹介されてた!

Yahoo!ニュース - 【特別編】年末年始に読みたい1冊 2014(Wedge)

元ニュースはこちら。(ほぼ同じ)

【特別編】年末年始に読みたい1冊 2014 識者のおすすめ「今年の3冊」 WEDGE Infinity(ウェッジ)

紹介は矢口祐人東大教授!!!

アメリカ文化史の研究者。

農業とか食の安全とかのヒトじゃないんだよ!

紹介してる本も、1冊めはアメリカの日本人移民の研究書。2冊めは太平洋戦争当時にアメリカから見た日本兵の本。

そして3冊めに、ガラっと変わって少年漫画!

うわーすごいなー。

紹介された銀の匙もすごいけど、紹介してくれた矢口教授もすごい!

札幌出身なんで、そこから興味を持たれたみたいだけど、漫画なんか紹介してどう思われるだろうとか、心配じゃなかったのかな?

や、銀の匙文科省の役人さんも「学校図書室の利用活性のために漫画もいいですね、銀の匙とか」と、推してた話も聞いたことありますし、大人が読んでも素晴らしく面白い漫画です。

でもね、子どもに読ませたいとか、子どもと一緒に読めるとかじゃなくて。

おっさんが、おっさん向け雑誌で、おっさんに向けて、大真面目に薦めてる。

酪農の厳しさと、都会から見た北の大地への憧れとのギャップが「現代の日本の都市文化と地方との関係性を考える上で、色々なことを考えさせる」だそうです。

うん。ほんとその通り。

でも私は、矢口氏は八軒に感情移入して読んで、それで選んだのかな、と感じました。

札幌の進学校という同じ出発点から枝分かれした別の人生。

もし自分が八軒だったら、なんて青い考えはもちろん無いだろうけれど、でも紹介文の中に「私自身」という言葉が二度も入ってるってことは、銀の匙という作品に、矢口氏の内側に触れる何かがあった、そういうことだと思うのです。

や、私の勝手な印象だけどね!

あー嬉しいなあ!

矢口教授、全然知らない方でしたが、この記事ひとつでお名前覚えました!

紹介してくれてどうもありがとう!!!