蝦夷農カマンベールチーズ
北海道の台風被害には心が痛みます…。が、今日は(私が)楽しい話題を。
銀の匙のサンデー掲載、すっごい嬉しい!
そして可笑しい!いつも以上に可笑しい!!!
そんな銀匙ファンはきっとご存知の、蝦夷農カマンベール!
十勝野フロマージュという工房が作ってて、他のさまざまなチーズとともに、十勝土産にもなっているそう。
でも本気のナチュラルチーズでどんどん熟成が進むのと、十勝野フロマージュさんがこれ!と決めた酪農家さんから仕入れた牛乳だけで作るから、生産量が少ない。
銀匙でも、あの多量の牛乳からたったこれだけ?!って描写がありましたよね。
なので、なかなか東京ではお目にかかれない。
そんな希少なチーズが、なんと今、都内唯一の北海道ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」に入荷されています!
場所は清澄白河。
どこじゃい、って感じですが、あのブルーボトルコーヒーの1号店のすぐそばです。
都現代美術館と清澄公園と下町散歩、みたいな感じで雑誌とかに取り上げられる、そんなとこ。(お店はすっごい分かりにくいので、行く方は必ずググってください)
十勝のチーズでパッケージが銀匙。
もちろん、それで十分に魅力的だけど。
でも、荒川弘成分が高ければ高いほどたぎる荒川弘ファンとしては、アニメ絵じゃあそこまで惹かれることはないのよね。
だが!
今回は!
もっっっのすごく!歓喜して!このチーズを!いただきました!!
なぜってそれは、このチーズの原料乳が「荒川弘先生ゆかりの地域で絞った」牛乳だから。
いやもう、十勝の方々はご存知なのかもだけど、私は知らなかったんですよ。
ゆかりの、って、ほんとに、ゆかりの……!
なお、帯広農業高校の生乳を原料にしたチーズは、ちゃんと別にあります。「若草のカマンベール」
うん。帯農は蝦夷農とは違うものね。
箱を開けると、即!チーズです。
ほんとに作って包んでそのまんまで売ってるんですねえ~。
中身はこんなん。
明治や雪印のカマンベールチーズとは全然違う、ああいう万人向けにふんわり作った味ではなくて、もっと「チーズ!」って味。美味しかったー!
ああ、吉野ちゃんの気分♪
ウマー!!!
賞味期限が短いので、売り切れる分しか仕入れてないっぽいです。
そして次回入荷は未定という!
(たくさん売れたらまた入荷してくれるんじゃないかという下心で、今これを書いてます(笑))
(でもそれも、牛乳が絞れたら、ですよね。どうか、できるだけ被害が少なくてすみますように……)
十勝の農家さんを、なるべくマージン挟まずに応援できて、自分も美味しくて幸せな、北海道ナチュラルチーズ専門店。
しかも今なら、たぎる銀匙愛を!溢れる荒川弘愛を!チーズひとつで堪能できちゃう!!
オススメです~~~!
(コメントありがとうございます!!お返事遅くてごめんなさい。また改めて!)
別冊少年マガジン9月号アルスラーン戦記感想!
別マガ6月号、7月号、8月号のアルスラーン戦記の感想まとめて!
<5月発売6月号感想>
荒川弘はノマカプ界の女王!
荒川弘はノマカプのチャンピオン!
ノマカプ公式世界一イィィーーー!!!!
てゆかさ!
カプっていう以上に、家族なんだよね。荒川先生の描く男女カプはみんな夫婦。
そんな荒川弘先生が。
原作ファンが喜びに床を転げ回る改変をしてくださいました!
アイヤールとナスリーンの登場です!!!
このね、コマ割りがまた!妙技なんですよ!
ここ、前の場面の翌朝なんですね。
場面転換のあたまにロングカメラを持ってくる、セオリーどおりのコマ。
全体を写して今誰が何をしてるか一目で分かる。この場合、キシュワードのもとに部下が知らせに来る。
で、次のページ。
驚くキシュワードに、同じく驚く小さな子。
読者も一緒にびっくり。えっこんな子いた?!
視線移動(早い)で前ページのコマを確認。膝に乗せてる?万騎長が?えってことは?
ページめくり(遅い)で、次ページ。
行きかけて戻るキシュワード。(物語内の時間経過もワンクッション)
そして、この男の子がキシュワードの息子で、控えていた女性はキシュワードの妻だと分かる。
原作組はふわぁぁぁぁ!となり、原作未読組は、へぇーとなる。
この、読者の感情の緩急と、コマ割りが誘導する視線移動時間の緩急がね、すごい合ってるんですよ!
なので、読者は何がどうなっているのかスムーズに分かる。
そして、わー!とか、へー!とか、自分の感情に身を任せる時間が取れる。
だから読みやすくて面白い。うまいなあ。
少年漫画ではときどき、ばん!と新事実を出した同じ見開きで次の技を繰り出してしまい、せっかくのネタがしぼんでしまう、ということがある。
荒川先生はこの緩急、特に緩、ゆるめるところががすごい巧みで、だから読者を置いてきぼりにしないんですよね~♪
この後はキシュワード無双!
ものすごいキレキレ!ペンに勢いがあって、この数年で一番ノってるバトル作画じゃないかしら?!
銀匙はバトルが無いから、この、ぐぉーー!と熱くなる感じすごい久々。キシュワードのにらみ顔が鋼っぽくて、うわーって盛り上がります!
(って、このすぐあとにハガレン実写化の正式発表が!色紙とか描く前に何度か落書きして手にキャラを思い出させるから、ハガレンの勢いやハッタリ抜群の表情なんかも再現されてきたのかも?!)
コミックス派さま、先は長いですが楽しみにしててください!!
<6月発売7月号感想>
今月はなんと行ってもエラムでしょう!
まさか、あんな表情を、アルスラーン戦記で拝める日が来ようとは。
荒川弘先生が描いてきた様々な表情の中で、一番、ひどいのを、まさかエラムがやろうとは!!
もうこれは絶対に、初読で、期待値マックスでページをめくって、その期待値のはるか上を斜めにぶっ飛ぶ荒川作画を堪能してほしい!!!
ので、今月の一コマはここ!
もう、ここだけで今月号のテイストがわかりますね!
可笑しい!可笑しい!めっちゃおかしいおもしろい笑える可愛い!!
いやもちろん、シリアスなシーンはシリアスだし、冒頭のセリフは荒川先生原作読んでるんだなって感じるし、あの長台詞をこうして漫画のリズムに落とすのか!と感嘆するし。
あと、ナルサスが常に美形ですね。髪も柔らかくて、先生が美形を描きなれてきたのがわかりますw
そのうえで、あの辛辣な啖呵を切んですから!もう、ナルサスファンの皆さまが床を転げまわるの、わかりますー!(私?私もナルサス好きだけど、面倒くさい奴だからな~(笑))。
それからザンデの表情がいちいちイイw
ほんっと、うまいよなー!
リズムがね、最高なの!
あーもー、どのページもステキ。誰もかれも大好き!!!
巻末の作者ひとこと。
「「NHKシルクロード」のDVDを流しっぱなしにして仕事をしてます。」
そっかー!うんうん、わかります。雰囲気ありますものね!
こないだ女優さんがイランを旅行するテレビやってたけど、そういうのも撮って観てたりするのかな~v
<7月発売8月号感想>
アルフリが案外と小柄でした。これ上手い!
可愛さ増すし、闘いっぷりが身軽なのとリンクする。
あと、絵的に緩急がつく。
キャラデザのコツでね、シルエットでも誰だか分かる、っていうのが大事なんですって。
荒川弘先生のキャラデザは、この原則にすごく沿ってる。
ダリューンとナルサスが身長同じで黒と白、ギーヴの胸板の広さ、曲線のファランギース。色合いは柔らかいけどまっすぐ両足に体重乗せて立つアルスラーンと、色合いは黒とトーンで落ち着いているけど体重移動がしなやかなエラム。
そこに、丸い頭、丸い目の小柄なアルフリードが加わって、すごく楽しい!
アニメではひどい扱いだったアルフリを、先生が大事にしてくれてるのがわかる。そうよ、そうなのよ!こういう、最初が肝心なのよ!
アニメだと、3番手キャラに惚れて付いてきたぽっと出の女キャラが、主人公とも2番手キャラとも会話もないまま何週間、原作に居るから置いてます、って扱いだったの。当然、視聴者からは何あの生意気女、なんで付いてきてんの?という反応で……涙。声優さんがガチの田中ファンだから余計に辛かった。声優ラジオにゲストで出ても、自キャラの話振られてもほとんどしゃべれなくて先輩声優が演じる隣国の王子(こっちはキャラ立て上手かった!)の話に移してて、あ~辛いわ~って感じでした。荒川弘のキャラデザが悪いんじゃないやい!後発キャラ出したらメインキャラの承認=観客の承認を得るっつー基本をやらない脚本家が悪いんだい!
さてさて。
ヤシャスィーン!にびっくりしてるエラムとアルフリがかわいいです!
アルスラーンは落ち着いて指示を出している。
アルスラーンはアトロパテネで大軍の戦闘を経験した王子。庇護される身だとしても、己が指示を出す立場だということを忘れない。
エラムは3巻でカーラーン軍と戦っているけれど、騎馬隊のど真ん中に立つのはたぶん初めて。
アルフリードは部族間の抗争はあっても、正規軍の全軍突撃を見るのは初めてだったんじゃないかな?
なので、アルフリのほうがエラムよりもっとびっくりしてる。
こういう、身分の差、戦場経験の差が、自然に描かれているとこ、ほんと大好き!
6月号でキシュワードの強さを描いているので、彼の出現で敵が総崩れになるのもそりゃそーだ!って納得感ある。
この前の、見開きページが、そりゃあもうすごい迫力なんですよ!!!
ところで、今月は緻密絵のアシさんが不在っぽいですね。上の引用ページの左下とか、雑(笑)。
いつものアシさん(たち、かな?お1人か複数かはわからない)は、キャラの顔をできるだけ描かないんです。軍や市場をまるっと1コマ任されるときとか、かなりのロングカメラにして人物の判別ができない距離にして、作品の空気を壊さない。たぶんプロのアシさんなんですね。
アル戦の下支えをしてくださってる緻密絵美さん(勝手に命名)、ご自分のお仕事でしょうか。それなら成功してほしいし、もしそうでないならまた戻ってきてください、お待ちしてます!
なので今月は怒濤の軍人がぜんぶ荒川先生のペンです!表情が多彩!
で、読者が敵味方のモブ兵士の表情も楽しめる代わりに、先生のペンはかなり息絶え絶えなところもw
カラー絵も重なってますものね。お疲れ様です!
付録のクリアフォルダもすごい嬉しかった!表紙絵が表で、表紙ではロゴで隠れてるアルスラーンの腰ベルトの装飾もしっかりわかる!裏面は漫画のコラージュになってるのもステキ♪編集様ありがとう!
さて!
今月の私が一番大好きなのは、ここ!
この後のコマはコミックスのお楽しみ!
意外性も迫力もそうですが、それ以上に。
完璧な男、ダリューンの、初の残念要素が明らかになった!!
ダリューンって、忠実な騎士で、天下無双の武勇を誇り、ナルサスには砕けた口調の悪友で、年少の者への視線が優しい、理想の男じゃないですか。
で!も!
彼は!
女性へのデリカシーが無い!
だってそうでしょ?16の少女が、私も戦うよ剣を貸して!って健気に声をあげたところに、おう、よし、ってアレですよ?
ぎゃあ!って怯むならそれで良し、戦えるならなお結構、って割り切りは、さすがは武人、と言えなくもないけど。
いやいや。
あれは、女を女として扱うことが、できないってだけだね!
硬派一辺倒の体育会系男子だよ!頭もいい、リーダーシップもある。
でも女の子がこうしてほしいな、とかぜんぜん気づかない。モーションかけてもあっさりスルー。
そんなところがまたイイのよね!ってファンはつく。
けど、恋人はできない。
ダリューンはきっと、そういうタイプ!!!
あーいいなあ、いいなあ!
ダリューン大好きだけど、ダメなとこ見つけると、さらに好きになっちゃう!!!
もちろん、がさつ者だね!でばっと受け取るアルフリードもいい!つよい。すてき…!!
ラストは原作小説既読組が楽しみに待ってた入浴シーン(笑)
アニメではギーヴでしたが(大昔の角川アニメでもギーヴで、なんで彼で締め?とポカンとしたものでした。ああいうのをファンサービスというのだ、と、知らなかったんですよね~当時は。若かったですね~)、荒川版では不意を突いてナルサスでした!
いやあ、不意を突かれたw ダリューンの簡単絵もイイ(笑)
でも私は、ファラン姉さんが良かったなあ~。アルフリとの会話シーン、湯船に浸かってでもいいじゃない、少年誌なんだもの~(笑)
アニメアル戦
いよいよ次回で最終回ですが。
サンデーカフェ
秋葉原で開催中のサンデーカフェに行ってきました!
荒川弘先生の色紙です!
マガジン学園のアルスラーン戦記の色紙と、丁寧さの違いがw
いやいや、この、ラク~な感じが私はすごい、好きなんです。
八軒は「うちの子」で、サンデーは「銀匙の家」。肩肘張らずに、さらさらっと描かれてる、荒川先生の慣れた手が感じられる、こういうのが、好き!
(もちろん、すっごい丁寧なアニメエキスポのハガレン色紙も好きだし、ファンサービスいっぱいのアル戦色紙も好き!)
(だから!先生の色紙はぜんぶ!すべて!!なんでも!!!好きなんだってば!!!!!)
もちろんエゾノー銀匙購買部のヨーグルトドリンクを注文。
休載しててもこうやってイベントに取り上げていただけて、ほんと嬉しい。サンデー編集部さま、ありがとうございます(感涙)
(でもこれ、もしかして、常盤特製・男風呂ヨーグルトなんじゃ…!!)
ブラインドで缶バッチもらえます。銀匙じゃないのは残念だけど、どちらも人気作で嬉しいw
去年の会場より座席数は減ったけど、明るいおしゃれなカフェで誰でも入りやすいです。
オマケも去年のコースターよりちょっとイイ感じだし、工夫してる感じ!
色紙もいっぱい飾られていて、私が行った時間帯は8割女性でコナンが一番人気でした。一人客もふつうにいるし、通りすがりに寄ったふうなカップルもいました。
メニューは半月入れ替えなので銀匙ドリンクは終わってしまったのですが、夜まで開いてて行きやすいし、お好きな作家さんがいたらぜひ!8月末までです♪
マガジン学園
8月6日、講談社のファンイベント、「マガジン学園」に行ってきました!
荒川弘先生の色紙!
まさか、殿下の初めての肌見せが、ファンイベントの色紙とは!
そして以外と筋肉がついてらっしゃる…そうよね鎧着て馬乗って剣を振るってるんですものね、ヴァフリーズ老→ダリューンとすんごい師匠に鍛えられてますもんね。
でも、エドと比べるとずっと華奢に描かれてて、荒川先生のお気遣い(笑)が感じられます!
そしてヒルメス、ちょ、何してんの(笑)ひとりでマジ顔なのがまた可笑しい。
上のほうにはアズライールが飛んでいます(とんびじゃないよ!)
色紙展示のほかに、作家が選ぶ一コマという展示がありまして、荒川先生が選んだのはこちら!
5巻収録30章の扉絵です。
そうそう!このアオリ私も大好きでした!
これだから、雑誌を追うのは止められないのよねえ~v
この緑あふれるホワイエが社内なんですよ!
旧館は昭和8年竣工の歴史ある建物。この建物に入れるだけでも見学の価値あり。昔の大学みたいな雰囲気で、その講堂で連載作家の皆さまが大喜利をかますというw
ふつくしい…。
ファランギースお姉さまが160センチはあって、ダリューンは190あるそうです!
後半は気さくにイベントの中を歩いてらして、ダリューンさん、衣装暑いですか?とか聞いたら、暑いというより鎧で動けない(かがめない)です、とかおっしゃってて、そしたらファラン姉さんがひょいと槍をとりあげて床に置く。と、取れません、とかダリューン。仲良し(笑)
ファラン姉さんのお腹がすべすべで、キレイでした…。女の私でも触りたくなっちゃうんですから、男性諸氏はきっと右手をぐおおおお!と心の左手で抑えていらしたことでしょうw
編集部も見学させていただいて、こちら役員様の席。この日はイベント用に写真撮影スペースになっていました。
編集部は土曜なので休日出勤の方しかいないそうで、がらんとしてました。(マガジン編集部の方はイベントで席に居れないし!)
壁に単行本カバーの色刷り見本が貼ってあったり、本が山ほど積んであったり、いかにも編集部!って感じ。あと発売前の別マガが普通に置いてあって、ぐぬぬ…!と表紙を横目で見ながら通り過ぎたりw
お客さんほとんどは中年男性(失礼!)、次いで女性(私とか)(年齢はヒミツw)、それと若い男性と親子連れでした。
イベントには大勢の作家さんがご出席で、諌山先生はほんとハンサムですねえ。あと将棋の渡辺くんの伊那さんが細かった!荒川弘先生のご登壇は当然ながらありません。いいんだ。先生が歩いた空間を私も歩いたからいいんだ…!(先生は講談社に来るよりご自宅兼仕事場で打ち合わせのほうが多いのかもしれない、ということは棚にあげとく)(あっ!ふーまーさんに会えたとき、聞いてみるんだった!)
イベントに参加された漫画家さんのくまモンイラスト。こちら、ージ先生を通して熊本へ寄贈されるそうです。
そのほか、イベントの様子は下記の記事がとっても詳しいです。
コミックナタリー「マガジン作家が大喜利でファンを沸かす、森川ジョージとくまモンの熱い抱擁も」
画像が69枚もついてる!すごい!
貴重な体験でした!講談社さま、少年マガジン編集部さま、どうもありがとうございました!