別マガ アルスラーン戦記 感想~♪
今月のアル戦は25ページ。扉絵は無し。
あ、そういやアル戦で扉絵って、4回しか置いてないですね。
2巻で2回、4人が馬に乗ってるのと、アルスラーンとヴァフリーズの回想絵。
それに3巻収録話でカラーのアルスラーンと、先月のギーヴの。ちょ、ギーヴあんたすげえ優遇されてんじゃん!
さて今月号、エラムとアルスラーンのシーンが追加されてて、荒川版の二人が大好きな私としては超!嬉しかったですー!
やーん、かわいいなっv
以下別マガネタばれです!
ね?この、登場人物AがBを見ているとき、Bの顔を写さない。
この技法ほんっと好き!
Aの、言葉にしない心情を、言葉に寄らずに読者に伝える。
このコマ単体だと、エラムが何を思っているか分からない。
でもこの前のコマに登場人物Bアルスラーンのアップがあって、この後にエラムの行動がある。
読者はこのコマでAにシンクロし、Aの気持ちが自分の気持ちのように感じて物語に引き込まれる。
読者はそれでいっそう、アルスラーンを応援したくなっちゃうし、エラムへの親しみが増しちゃう。
うまいなあ!
エラムはアルスラーンに対してフラットな立ち位置で、特に好きでも嫌いでもない。お坊ちゃんだけど剣はそれなりにできるんだな、くらいの認識。
でも、そのお坊ちゃんが、自ら戦地に立とうとする真摯さに、少しだけ応援する気持ちになる。
この、クールな態度はそのままに、半歩だけ近づく感じ。
だ い す き !
アルスラーンはその矢をすべて射るまで使い切り、一定の戦果を出す。
きっとアルスラーンはエラムに弓を返しながら、ありがとう、助かった、と言うでしょう。ええ、荒川先生が描かずとも私の脳内ではすでにそのシーンが展開されておりますよ。
ナルサスの知略、ダリューンの武勇だけでなく、エラムの助力もアルスラーンを支えてる。
はあ~美味しいv アルスラーンが可愛がられてて、私はとっても嬉しいです!(笑)
あと、弓を貸したエラムが手作りの投げ石武器で参戦するのも嬉しい!
馬を倒してちっちゃくガッツポーズしてるのも可愛い♪
もうひとつ、やん、カッコイイ!と思ったのはナルサスの台詞。
ナルサスは登場以来どんどん線が洗練されて美形になってるんだけど(ギーヴはどんどん可愛くなってるw)、その美形が
美女に、王子の部下は何人かと聞かれ
「俺と、俺の侍童(レータク)と、天下無双の騎士一人」
振り返り微笑して「それにおぬしらを加え5人になった」
ちょっ、何てかっこいいのっ!
ト書きをつけるなら「韻を踏み謳うように」ですよ!
上の台詞、前半は荒川弘オリジナル。やーん先生、ノリノリじゃないですかあ~♪
作者ひとことは田中先生の番。
嫌いな季節が来たそうで、そういえば今週から軽井沢ですね。
文豪って感じだなあー。
荒川先生なんて雨漏りマンションなのにwてか先生、そろそろ荒川御殿をお建てになっても。
さて、田中先生の華麗耽美な地文は無い代わりに、バトルシーンは漏れなく盛ってくる(笑)荒川弘版アルスラーン戦記。
楽しみですー!