実写銀の匙
銀の匙の実写、脚本は誰なんだろう?
映像化って、1に監督2に脚本じゃない?
ロケバレだからキャスト発表が先行なんだろうけど、私は脚本家さんが気になるわあ~!
まんま映像化しても2時間に収まらないから、焦点をどこに合わせるか。
で、キャスト表みたら、あやめちゃんがけっこう上のほうにあるじゃない?
秋編から登場する南九条あやめ。編集さんが新キャラ出しましょうよ、と促して生まれた子。
ということは、なるほど、部活を中心に描くわけだね!
テレビのスポット映像は健人君の乗馬シーン。彼は王子様キャラだそうで、そうかそういうファンの需要に応えるためにも泥と汗でげっそりしたりモヤモヤ悩んだりの後に、華麗な乗馬シーンも入れてあげないとね。
ばんえい競馬が出ることは確定で(十勝観光協会さんイチオシ!)、アキんちの家族のキャストも立ってるし、だから物語の縦軸は馬なんだな。
そんで、アキの親やら校長先生やら、やったらキャラの立ったキャストになってて笑ったんだけど、漫画のギャグをそのまま実写じゃできないから、ギャグの「軽み」を実写はキャストの個性で出すんだね!
八軒父も登場する。
ふむ。ということはクライマックスは文化祭終了から「ありがとう」だな。
うん、王子様が馬から落ちたり過労で倒れたり、そゆのってファンはドキドキするもんね~v
監督さんが八軒を「クラスの中心となっていくヒーロー」と形容してたので、ひーろぉ?と違和感を持ち、そして、なるほどそういう描き方をするんだな、と。そういう描き方をしますよーという監督さんからのサインなのだなと。
いいと思うよ!
銀の匙は、酪農から命を頂くということについて考える、そこのところをクローズアップされがちだけど、もちろんそれは間違いじゃないけど、でも私はそれは、酪農の現実は「舞台」だと思ってるんだ。
銀の匙が描いているのは、その舞台の上で成長する八軒という少年。ゆっくりとじわじわと、何を掴んでいくか。
ゆっくりとじわじわと、が使えない2時間の尺で八軒の成長を描くには?
縦軸を乗馬に、背景を酪農に、分かりやすいヒロイックを利用して。
ふむ。
いいね。
楽しみだね!
ほんっと、原作を解体して再構築してくれる、脚本家さんが誰か早く知りたいよう~!
実写の銀の匙。
きっと非難轟々になると思うんだ(笑)
でも私は楽しみ。
私の大好きな作品を、他の人がどんな風に読むのか、どんな風に表現するのか、どこに焦点を当てるのか。
実写化のニュースに、ええ~止めてよ!って意見の中で、こんなのがあったの。
「アニメを実写にする意味が分からない、それってただのドラマじゃん」
「(声優)の役をあんなのがやるなんて!」
そう、この人たちはアニメから入った人。アニメがファーストコンタクトだったから、アニメが実写になる、ととらえている。
それって間違ってる?
ううん。初めて出会ったメディアが「私の」銀の匙。それでいいの。だって、それって、そのメディアが優れているということだから。
通り過ぎないで私の中にとどまる。それが「私のもの」になるということ。優れた作品ではそれが起こる。
実写映画で初めて銀の匙という作品を知る人もいるだろう。
役者のファン、映画好きの大人、シルバー割引のお年寄り。
その人たちが、ちょっと味わいの違う銀の匙を知る。
願わくば、「映画として優れた」ものとなりますように。
初めて会った人が「私の」銀の匙と思える作品となりますように!
銀の匙を、大勢の人が知ってくれる。
私はそれが嬉しいの~♪