別マガ アルスラーン戦記 感想!
今月は扉絵含め17ページでした!
このペースだとコミックスは2月くらいかしら?コミックスの続きが今月号で読める作戦を取るとして…。
ガンガンでは単行本と雑誌連載が3-4ヶ月、ほぼ1巻分の開きだったから、別マガの単行本発行ペースは早いなあ。
そして扉絵が銀仮面と魔道士たち。
背景無しの短時間作画ではありますが、アル戦って単行本1冊あたり扉絵って2回くらいしか無いのよ。
3巻の1回目はギーヴ。
これはラクダに乗ってるし背景あるし、やん、荒川先生ギーヴお気に入りねえvと思いました。
そんで2回目は銀仮面かー!
顔の造形は私のイメージとは違うけど、彼もまたなかなか推されてますねえ。ふふふ、今後の活躍が楽しみです。
そして今月の1枚は、これ!
このマントの描き方!
集中線の先、半螺旋のようにひるがえるマント。
普通に考えたらありえないマントの長さが、動きの残像となって読者に迫る。
そして、基本シンプルなコマ割りの荒川弘先生がナナメに切ったコマの下線が更にスピード感を増す。
このナナメコマ割り。この4ページ前の見開きがイイんです!
こっちはページ全体をナナメ3コマに大きく割っている。
構図は同じく手前に味方、奥が敵なんですが、大きなナナメ線が「前」へ進む敵の強さを物語っています。
どんなページかはコミックス派さんはお楽しみに!
バトルってふつう、左向き←に進むじゃないですか。
それは縦書き文化にあわせてページが左開き←だから、ページが進む方向←が「前」なんですね。
ここは、手前に味方、奥に敵を置いて、左手前のマントの背がベタで重いので、視線誘導は左下←↓
敵の猛進に押されていることが読者に伝わる。
あわせて一番下のコマまで目線を運ばせページめくりのスピードを落とす。
マンガの教科書っぽいのちょろっと読んだことあるんですが、ほんとにお手本のようなコマだと思うし、また、荒川先生のコマ割りってなぜそうなのか言葉で説明できることが多い。
ここが、荒川マンガの読みやすさだと思うし、それが感情移入を妨げない=おもしろさへ繋がっているんだなあ、とつくづく思います。
もうひとつ、今月の押しコマはこちら。
弓の名手ファランギースが矢を作っています。
原作では矢は買うものなんですね。パルスでは街道沿いの町でたやすく矢が手に入る、というような説明があります。
でもマンガ版は農民・荒川。そりゃあ手作り第一でしょう。なんせお父様は農具の修理どころか小屋からログハウスまで自分で建てちゃう御方。
あと、ファランギースは精緻なコントロールが冴える射手。もしかすると買った矢であっても、一本一本、軸や矢羽根を調整をしているのかも?
そんな風に原作世界も広げる描写。
いいですねえ!!
今月はほかに、ナルサスとダリューンの、お前らホントに仲いいな!って笑ったり、エラムとアルスラーンのほのぼの場面からの急展開にびっくり!したり、いや面白かった。
てか、原作派は知ってる話が進むと思ってページを繰るから、そこでそう来る!?とびっくりしたよ!
いやあ。
どうなるんでしょう?
原作準拠だと本格的な絡みはもう少し・・・かなり・・・だいぶ先になるところを、どういうエピソードでつないでいくのか。
は~楽しみです!!
作者一言は荒川先生の順番。
近視か老眼かわからないよみたいなこと仰ってて、お仕事ペース通常の3割に落としてるのに視力の話って、先生ご家庭やっぱり大変なのかなあお疲れなのかなあ、とかちょっぴり思ってしまいました…。
来月はアニメ情報追加だそうです!
そろそろ公式サイトも修正入れてくれるかしら?5世と7世を間違うとか、いろいろやらかしてるからw
今月も読めてよかった!
来月も楽しみにしています!!